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『道浦TIME』

新・読書日記 2019_107

『テレビとジャニーズ~メディアは「アイドルの時代」をどう築いたのか』(太田省一、blueprint:2018、3、26)

以前、購入していたが読んでいなかったものを、ジャニー喜多川社長が入院したと報じられたのを知って読みだしたのだが、読み終わるまでにジャニー社長は亡くなってしまった。合掌。

明らかに、一つの時代が終わろうとしている。「SMAP」の解散、そして「嵐」の活動休止も近づいていて、日本人はみんな、そういった空気を感じているだろう。アイドルは時代と共に生きて来た。その中心に君臨したのが、ジャニーズ事務所のタレントたちだ。

アイドルとは何なのか?この時代におけるアイドルの在り方とは?

そういったことには、興味がある。

しかし、この本を読み進めて感じたことは、

「私は基本的に(仕事別として)ジャニーズに興味がない)」

ということ。どちらかと言うと、嫌って避けて来た、というのが本音である。。

「『アイドルの時代』をどう築いたのか」

の次には、

「『アイドルの時代』は、どのように崩壊したのか」

の分析になっていくのだろう、と思った。


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(2019、8、5読了)

2019年8月 7日 18:52 | コメント (0)

新・読書日記 2019_106

『井上陽水英訳詞集』(ロバート キャンベル、講談社:2019、5、14第1刷・2019、6、10第2刷)

テレビでもおなじみのロバートキャンベルさんが、自身の入院を機に、井上陽水さんの曲の歌詞を「英訳」したもの。なぜ、そういったことになったのか、また実際に井上陽水さんとも交流があって、相談しながら話し合いながら作業を進めた様子などに関する記述が、本の前半半分を占めている。

取り上げられた50曲中、私が知っていた曲は、16曲だった。

日本語の歌詞を英語に訳す場合は「単数か複数か」問題が必ず出て来る。

たとえば若山牧水の「白鳥は悲しからずや」の歌では、「白鳥」は何羽なのか?

山形・立石寺で芭蕉が読んだ「岩にしみいるセミの声」の「セミ」は何匹なのか?

とか。同じ問題が出て来て、陽水さんに質問すると「それは考えていなかった」と。

異文化の衝突ですね。


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(2019、8、1読了)

2019年8月 7日 18:50 | コメント (0)

新・読書日記 2019_105

『世界の危険思想~悪いやつらの頭の中』丸山ゴンザレス、光文社新書:2019、5、30第1刷・2019、6、10第2刷)

お、今初めて気づいたけど、発売10日で2刷とは、なかなか売れているんではないですか!知らなかった。なかなか興味深い・キャッチーなタイトルですものね、特にサブタイトルの「悪いやつらの頭の中」が。

考古学者崩れの著者は、世界中の「危険な所」を歩き回ってリポートとしている。冒頭から緊張感のある「殺し屋」へのインタビュー・・・。

「生」と「死」のボーダーラインが低い国、つまり「命の値段が安い」国では、私達が思っている「人を殺す」ということへの抵抗感も、信じられないほど低い。

そういったことは、あまり知りたくないのだが・・・・。

世界中には、日本に住む日本人とは違う考え方をしている人たちが、たくさん住んでいるというのは、よくわかった。


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(2019、7、31読了)

2019年8月 7日 18:49 | コメント (0)

新・読書日記 2019_104

『友情について~僕と豊島昭彦君の44年』(佐藤優、講談社:2019、4、22)

著者の佐藤優さんの浦和高校時代の親友・豊島君。去年、同窓会で30数年ぶりに会ったら、何とそのすぐ後に、彼が末期のすい臓がんであることが判明。余命の中央値は「291日」しかない。30数年ぶりに会っても、青春時代を共に過ごした仲間は、その年月を飛び越えて当時に戻ることができる。しかし、死んでしまってはもう会えない。今、彼のために自分がするべきことは?その親友・豊島君とも話し合い、彼の半生について書くことになった。彼に「生きざま」を書くことは、同時に「彼の生きた時代」を描くことにもなると。彼から話を聞き出した。何と言っても、高校以降は交流がなく、詳しい彼の人生に関しては「点」でしか知らない。その「点」と「点」の間を埋めていく作業。そして、それを書籍として、豊島君は、自分が生きた証として子どもたちに残したいのだと。恐らく、佐藤さんも、

「自分も、いつ命が尽きるかわからない」

という同じ思いで、豊島君の代わりになって、この本を綴ったのだと思う。

この本が出てから、もう3か月。おそらく、がん告知から、すでに291日は経過しているのではないか。豊島君のその後が、気にかかる・・・。

とても他人事とは思えない、生きること、生きていること、そして死について考えさせられる一冊であった。


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(2019、7、29読了)

2019年8月 7日 18:48 | コメント (0)

新・ことば事情

7200「ハッと驚く平右衛門」

先輩に誘われて、国立文楽劇場に文楽を見に行ってきました。

出し物は「仮名手本忠臣蔵」の五段目「山崎街道出合いの段」(「出合い」なのですね、「出会い」ではなく)「二つ玉の段」、六段目「身売りの段」「早野勘平腹切の段」、七段目「祇園一力茶屋の段」でした。実は4月に「一段目」から「四段目」までが演じられており、「八段目」以降は11月に演じられるのですが、4月は、私は見ていません。

会場は満員で、座席の後ろにエキストラの椅子が出されるほどの人気でした。涼しいしね、会場内は。何といっても、大夫さんの「生の声」を聴くのが、テレビなどでは味わえないまさに「ライブ」。言葉は難しいけど「字幕」がちゃんと出るので、意味は分かりやすいです。

その七段目「祇園一力茶屋の段」は、人形の役によって大夫さんが変わる一人一役。つまりは「人形劇の声優さん」のようになっていて、これは歌舞伎と同じで、文楽らしくはない構成です。

その中の、太夫の語りの一言に、私は注目しました。それは、

「ハッと驚く平右衛門」

というもの。それを聞いた私は、平右衛門ではありませんが「ハッと驚き」ました。このフレーズ、どこかで聞いた、そうだ「クレージキャッツ」の「ハナ肇」のギャグ、

「アッと驚く為五郎」

と同じではないか!もしかしたら「本家」はこちらではないか?と思ったのです。

家に帰ってから調べてみると(「ウィキペディア」ですが)、どうやらハナ肇の「アッと驚く為五郎」の「為五郎」の名前の由来は、

「浪曲『石松代参』(または『石松の代参』)にある『本座村為五郎の悪事』に出て来る人物が、ハナ肇の大のお気に入りだったことから」

ということのようです。「為五郎」の名前の由来は、そうかもしれませんが、

「アッと驚く〇〇〇」

の形は、もしかしたら、この「仮名手本忠臣蔵」かもしれませんね。

11月に、また見に来ようと思いました。

(2019、8、6)

2019年8月 6日 21:12 | コメント (0)

新・ことば事情

7199「タラ味の駄菓子」

プロ2年目、20歳の渋野日向子(しぶの・ひなこ)選手が、全英女子オープンゴルフで、見事優勝を飾りました。1977年の樋口久子選手に次ぐ、42年ぶり2度目の世界5大メジャーでの優勝という快挙です!渋野選手は、

「スマイル・シンデレラ」

と言われるほど、いつもニコニコ。その笑顔が魅力的です。また、プレー中に、

「駄菓子」

を、もぐもぐ食べている様子がテレビ画面に映り、「かわいい」と話題になっています。

なんでも、魚の「タラ」を使った、

タラタラしてんじゃねーよ」

という名前の駄菓子や、スルメが好きなんだそうですが、「駄菓子」だけにネーミングも、「駄洒落」

がお好きなようで...。私も好きです。平昌(ピョンチャン)冬季五輪での「カーリング女子チーム」の、

「もぐもぐタイム」

を思い出しました。女子はお菓子が好きなんですね。私も、女子じゃないけど好きですが。

この渋野選手について、けさ(8月6日)の読売新聞朝刊のコラム「編集手帳」で取り上げていました。その中で、

「タラ味の駄菓子」

という所に目が留まりました。

「タラ味」?

「タラって白身で、あまり味がしない」

のではないでしょうか?しかも、この駄菓子は、

「ビールに合うような、かなり辛い味付けがされている」

と報道されていたので、「タラ味」という表現には違和感が。

「肉」の場合は、

「牛肉味」「豚肉味」「鶏肉味」

などがまだ成り立つかもしれませんが、「魚」の場合は、

「タイ味」「タラ味」「サンマ味」「サワラ味」「イワシ味」

等は成り立たない気がします。特に、

「アジ味」

は、合わない気がする「アキアジ味」とか、舌を噛みそう。

成り立ちそうなのは、魚よりも、

「貝」や「カニ」

などではないでしょうか?

「ホタテ味」「サザエ味」「カニ味」「タラバ(ガニ)味」「イセエビ味」

などは、いけるのと違うかなあ。でも、「タラ味」はダメだと私は思いました。

(2019、8、6)

(追記)

きのう行った、行きつけのスペインバルで、スペインと全く関係が無いのに、なぜかサービスで出してくれました。

20190807.jpg

味は・・・ちょっとスパイシー。つまり辛い。だって袋に、

「エスニック風味 激辛味」

ってちゃんと書いてあります。「タラ味」とは書いてない。「嫌味タラタラ」というわけではありませんが。

(2019、8、7)

2019年8月 6日 21:11 | コメント (0)

新・ことば事情

7198「ミニカバか?コビトカバか?」

少し古い話になってしまいましたが、ことし3月12日放送の読売テレビ「かんさい情報ネットten。」で大阪・万博公園の動物園(?水族館?)の、

「ニフレル」

(「ニフレル」、行ったことないけど「~に触れる」から来ているのかな?ネーミングは)で、「ミニカバ」の赤ちゃん誕生の密着取材を放送していました。それを見ていたら、

「ミニカバ」

という表現に対してスタッフなどから、

「昔は『コビトカバ』と呼んでいたのではないか?『コビト』が差別的表現だから、名前が変わったのか?」

という疑問が出ました。私はまた、

「赤ちゃんのカバ(=カバの赤ちゃん)」

を指して「ミニカバ」と言っているのかと思っていました。

それから3週間がたった4月3日、何気なく見ていたテレビで、カバが気持ちよさそうに泳いでいるコマーシャルが流れていて、そこに、

「コビトカバ」

の文字が。どこのコマーシャルかなと思ったら、

「神戸どうぶつ王国」

のコマーシャルでした。関西の動物園でも、動物園によって呼び方が違うんだ!

つまり「コビトカバ」という表現が禁止されているわけではなく、それよりも「ミニカバ」と言ったほうがかわいいから、そう呼んでいるのかな?と思いました。

調べてみると、「ミニカバ」は「コビトカバ」の「別名」で、学名では、

「カバ科コビトカバ属」

に属する偶蹄目(ぐうていもく)ということです。

グーグル検索では(8月6日)、

「ミニカバ」 = 7万8200件

「コビトカバ」=21万2000件

と、「コビトカバ」のほうが3倍多く使われていました。

ちなみに、10年ぐらい前(2007年)に、日本魚類学会が「差別的な魚類の名前」を「改名」したことがありました。その場合は、

×「アシナガゲンゲ」→〇「ヤワラゲンゲ」

×「オシザメ」   →〇「チヒロザメ」

×「セムシウナギ」 →〇「ヤバネウナギ」

×「テナシゲンゲ」 →〇「チョウジャゲンゲ」

×「ミツクチゲンゲ」→〇「ウサゲンンゲ」

×「メクラアナゴ」→〇「アサバホラアナゴ」

×「メクラウナギ」→〇「ホソヌタウナギ」

という具合でした。

(2019、8、6)

2019年8月 6日 16:30 | コメント (0)

新・ことば事情

7197「アニメ制作か?アニメ製作か?」

7月18日、京都アニメーションの第1スタジオが放火されて35人もの命が奪われ、

33人が負傷するという惨劇が起こってしまいました。亡くなられた方々、また遺族の方々にとっては「なんで?」という思いしかないと思います。謹んで哀悼の意を捧げます。また負傷された方々の、一日も早いご回復を願います。

さて、そのニュースの中で「アニメーション」を作る「せいさく」は、

「制作」か?「製作」か?

という問題が生じました。つまり、「京都アニメーション」という会社は、

「アニメ制作」会社か?「アニメ製作」会社か?ということです。「ミヤネ屋」では、

「製品=製作」

「作品=制作」

という使い分けをしているので、

「アニメ」=「作品」=「制作」

「制作」にしました。ただ、実はこの原則にも例外があって、「映画」は、

「製作」

なのです。そうすると、

「テレビアニメ=制作」

「アニメ映画 =製作」

になるのか?両方作っている場合はどうなるのか?うーんと悩んでしまいます。

そこで他社はどうしているのか、チェックしました。(7月18日)テレビは、

*NHK・MBS(毎日放送)=「製作」

*ABC(朝日放送)・KTV(関西テレビ)=「制作」

新聞(夕刊)各紙は、

*読売・朝日・産経・日経=「制作」

*毎日=「製作」

でした。しかし、唯一「製作」を使っていた「毎日新聞」は、翌日(7月19日)の朝刊では、

「制作」

を使っていました。また、7月20日の「京都新聞」のネット記事では、

「製作」

を使っていました(アニメ製作会社)。

いずれにせよ、アニメは「制作」でいいのかな。

(2019、7、24)

2019年8月 1日 18:18 | コメント (0)

新・読書日記 2019_103

『時間(とき)の花束~Bouquet du temps』(三浦百惠、特別協力・鷲沢玲子、日本ヴォーグ社:2019、7、26)

7月31日の「ミヤネ屋」で紹介した、三浦百惠さんの「キルト」の写真集。

三浦百惠、つまり元歌手の山口百恵さん。

21歳で三浦友和さんと結婚するために引退して、今はもう60歳になっている。

その間ほとんど、マスコミに姿を見せていない。

今回の本には、ご本人の写真が載っていた。

はっきり言って、驚いた。

最初、本人だとはわからなかった。

でも、幸せなんだろうなあと。

まさに「時間」を感じさせる。

以前、キルト展関連の司会を仕事でしたことがあるが、キルト愛好家の数はかなり多いらしく、会場は京セラドーム大阪だった。東京では東京ドームでやるらしい。

作品はどれも、実に手の込んだもので「時間」を織り込んでいるような感じのものだ。よっぽど根気強く仕事が出来る人でないと、無理。

歌手人生の21年の後の40年、彼女はそういった人生を送られたんだなあということが偲ばれる一冊。


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(2019、7、31)

2019年7月31日 20:20 | コメント (0)

新・読書日記 2019_102

『ミステリーチェイサー原田龍二の謎のいきものUMA(ユーマ)大図鑑』(原田龍二、宝島社:2019、7、10)

「ミヤネ屋」でネタにからめて紹介したので、読ませてもらったが、まあ子ども向けの絵本・図鑑なので、私の好みではなかった。

イエティやウェンディゴやナンディベアといった、

「UMA(Unidentified Mysterious Animals=ユーマ)=謎の未確認動物」

を図鑑で紹介するもの。

そんなのを追いかける途中で、車の中で...と、どうしても思ってしまうもんなあ・・・。

タイミングが最悪ですねえ。


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(2019、7、31読了)

2019年7月31日 20:18 | コメント (0)
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