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『道浦TIME』

新・ことば事情

6917「ハッシュマークか?シャープか?」

「#」

というマーク、電話機のボタンの呼び方です。これは実は、

「『シャープ』ではなく『ハッシュメーク』あるいは『井桁』」

なのです。つまり「音楽のシャープ♯」と「電話機の井桁・#』は似て非なるものですが、日常会話では、

「電話機の#」

のマークを、

「シャープ」

と言っていますね。

先日の「ミヤネ屋」でこれが出て来て、その違いをちゃんとわかっている林マオアナウンサーが、放送前に、

「どう読めばいいでしょうか?」

と聞いてきました。いろいろ考えた上で、

「正しくは、『ハッシュマーク』『井桁』だけど、『ミヤネ屋』の視聴者層を考えるとそれでは伝わりにくい。日本においては、電話機の『#』マークは『シャープ』と呼ばれていて、そちらの方が伝わりやすいので、きょうは『シャープ』で読みましょう。」

と指示しました。スタッフには、ちょうどその前日に、以下のようなメールをしています。

『緊急電話番号の「#7119」の「#」の読み方。本当は「ハッシュマーク」あるいは「井桁(いげた)」。しかし日本では、よく似ている「♯(シャープ)」のほうが通りが良いので、今回は「ミヤネ屋」視聴者層も考えて「シャープ」でOK。違いは、

・「#(ハッシュマ―ク)」=「横の棒」が「水平」で、「縦の棒」が「斜め」。

・「♯(シャープ)」=「横の棒」が「右肩上がり」で、「縦の棒」が「垂直」。音楽記号で「半音上がる」意味。』

ということで、「ハッシュマーク」という本当の名前が定着するには、まだ時間がかかりそうだと思います。「ツイッター」を使っている人たちには、

「ハッシュ・タグ」

という名前で広まっているとは思いますが。

(2018、8、18)

2018年8月18日 21:41 | コメント (0)

新・読書日記 2018_109

『モンテレッジョ 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子、方丈社:2018、4、17第1刷・2018、5、25第2刷)

素晴らしい一冊!本好きにはたまらない。

ヴェネチアで気に入った魅力あふれる古書店。そのルーツは、本の行商をしていた人たちの済む山の中の小さな村・モンテレッジョ。そのルーツをたどる旅を託された著者の内田洋子さん。本と、人のふれあい・・・。

旅をする感覚で読み進めてしまう。

著者の内田さんはイタリア在住。イタリア在住の作家というと「塩野七生さん」を思い浮かべるが、塩野さんから言うと娘ぐらいの世代。

また、塩野さんは「男性目線で」物語を紡ぐが、内田さんは「女性目線で」物語を紡ぐ。物語というか「ドキュメンタリー」だけど。これって映画にならないかなあ。

もう一度言います。

素晴らしい一冊!本好きにはたまらない。


star5

(2018、8、11読了)

2018年8月14日 18:15 | コメント (0)

新・読書日記 2018_108

『日本名詩選2(昭和戦前篇)』(編著者・西原大輔、笠間書院・2015、6、25第1刷・2015、9、30第2刷)

9月16日に大阪の「ザ・シンフォニーホール」で行われる「同志社グリークラブOBメンバーズ」の演奏会に、同志社OBではないにもかかわらず、私も出させてもらうことになりました。

そこで歌う、三好達治作詞・多田武彦作曲の『わがふるき日の歌』。いい曲なんですよ。三好達治の詩の世界をもっと知りたいと思って、久々に詩集を購入しました。三好達治だけの詩集は、なかなか見つからなかったので、この一冊を。より深く三好達治の世界に近付けそうです。

「名詩選」というだけあって、どれもこれも学校で習ったりして、知っているしばかりでした。結構「詩」って、学校の国語の時間に習っているんだなあと思いました。


star4

(2018、8、6読了)

2018年8月13日 18:41 | コメント (0)

新・読書日記 2018_107

『ツチハンミョウのギャンブル』(福岡伸一、文藝春秋:2018、6、30)

「週刊文春」に連載している「パンタレイ パングロス」というコラムをまとめたもの。「週刊文春」は毎週買って読んでいるし、福岡ハカセの文章も好きなのだが、「週刊文春」の連載は、実はあまり読んでいない。1回1回細切れだと、何か読もうという気が起きないんですよね。なぜだろう?そもそも「パンタレイ パングロス」の意味は、

*「パンタレイ」=あらゆることは偶然で、すべては移ろっていく=万物は流転する

*「パングロス」=すべては宇宙の偉大なる設計者によってあらかじめ計画・配剤されている

だそうです。福岡ハカセの「動的平衡」の考え方につながると。「パングロス」は、この間読んだ『ゲノムと聖書』に通じるな。

この単行本は、まず、表紙カバーの「ツチハンミョウ」の絵が素晴らしい。美しい。「まえがき」にも「画家の舘野鴻(たての・ひろし)さん」が本書のために描き下ろして下さったそうです。素晴らしい出来ですね!

最初のコラム「ある産科医の物語」、これは「やられた!」と思いましたね。おもしろい、素晴らしい作品です。

また全体的には「フェルメール」に関するコラムが多いのですが、フェルメールの生涯作品数「37」とういうのは「素数」であるとか、当時の「納税記録」からフェルメールの住んでいた住所を割り出したりと、もう、ワクワク・ドキドキするお話がいっぱい!

「少子化」が問題になっているけど、「中絶」された赤ちゃんも何十万人もいると。これの対策を考えてはどうだろうか?という提案もありました。また、「共同忘却論」(282ページ)を読んで、これは「自由からの逃走」ではないか?と思いました。

楽しかったです。お盆休みの読書にお勧めです。


star4

(2018、8、9読了)

2018年8月12日 18:31 | コメント (0)

新・ことば事情

6916「死者340人超え」

インドネシア・ロンボク島で起きた地震での死者が340人を超えたというニュースを、8月9日の「ミヤネ屋」の「250ニュース」でお伝えしました。その際に発注されたスーパーをチェックしていたら、

「死者340人超え」

という表現が出て来たので、

「死者340人以上」

に直しました。最近、何にでも使われる、

「超え」

という表現について、私は違和感がありますが、全部、直し切ることはできません。

しかし「超え」を「死者」の人数に使うのには違和感があります。軽率な感じです。

「死者が増えること(記録が伸びること)を望んでいるかのよう」

なのでです。

そもそも「~超え」は、スポーツで、

「松坂超え」「イチロー超え」

のように、

「偉大な選手の記録を破ること」

を指して使われていたのではないでしょうか?ところが最近は、

「岐阜・多治見市 40℃超え」「床上浸水 1000棟超え」

のように、これまでならば、

「~以上」

を使っていた場面でも使われるようになってきているのです。

スポーツ・バラエティー・芸能でならば違和感がない「~超え」も、「報道」には不向きです。使い分けをしたいです。

(2018、8、10)

2018年8月11日 18:24 | コメント (0)

新・ことば事情

6915「日本体育協会と日本スポーツ協会」

「日本ボクシング連盟」を巡る一連の問題で、「日本スポーツ振興センター」と共によく出て来た団体の名前に、

「日本スポーツ協会」

というのがありました。聞き慣れない名前です。調べてみたら、実はこれは、

「日本体育協会」

のことでした。それなら知っている。2018年、つまり「ことしの4月1日」から、

「旧・日本体育協会」→「日本スポーツ協会」

「名称変更」されていたのです!知らなかった・・・皆さん、知ってましたか?

そういえば、もともとは「10月10日」は「1964年(昭和39年)」の、

「東京オリンピックの開会式が開かれた日」

を記念して定められた祝日、

「体育の日」

だったのですが、例の「ハッピーマンデー法」で、今は「10月10日」とは限らず、

「10月の第2月曜日」

に移動してしまったのですよね。この「体育の日」を、

「スポーツの日」

名称変更するという話は聞いたことがあります。何だかなあ・・・。

「歴史改竄(かいざん)」

みたいな感じがしますねえ。そういえば、「改善」と言おうとして「改竄」と、つい本音を漏らした首相がいたなあ。「体育の日」は「体育の日」でいいんじゃないのかなあ。

でも「日本体育協会」は、もうすでに「日本スポーツ協会」に変ってしまったんですねえ。

こんな考えは「時代遅れ」でしょうか?

さらに調べてみたところ、もう2020年から「スポーツの日」になるそうです・・・。「体育の日」も「あと2回」なのですね。

しかもその「スポーツの日」は2020年に限って「体育の日」は「東京オリンピックの開会式の前日」に当たる「7月24日(金)」に変更されるのだそうです。知らなかった!

また、オリンピックに絡んで、2020年に限って

「海の日」(7月の第3月曜=2020年は7月20日(月))を「7月23日(木)」(=五輪開会式前日)に、

「山の日」(=8月11日)を「8月10日(月)」(=五輪閉会式の翌日)に、

それぞれ移すことも盛り込んだ、

「東京五輪・パラリンピック特別措置法改正案」

が、すでにことし6月13日に可決成立していました。これにより土・日を含めると「開会式前後は4連休」「閉会式前後は3連休」

となり、各国の選手や要人の移動が増える期間を休みにして、交通規制や警備をしやすくする狙いがあるそうです。・・・「海彦・山彦」は怒っているのではないでしょうか?

翌年=2021年からは元に戻すそうですが、それよりも単純に、

「東京五輪祝日を2020年に限って作る」

方が自然だと思いますけどね。その方が休みも増えるし「働き方改革」にも貢献できるのではないですか?

こうやって、

「暦を改変する」

ことに続いて、またも「オリンピック」を理由に、今度は、

「時間を改変」

すしようとする、

「サマータイムの導入」

を目論んでいるようですが、いい加減に私たちの生活をもてあそぶのは、やめていただきたいです。

(2018、8、9)

2018年8月10日 18:21 | コメント (0)

新・読書日記 2018_106

『プラド美術館展~ベラスケスと絵画の栄光』(2018)

兵庫県立美術館で開かれている「プラド美術館展」に行ってきました。(6月13日から10月14日まで)入場料1600円、公式図録2700円。豪華版です。

20180809.jpgどの絵画も楽しめた。会場の壁の色も何となくプラドにいるような感じで、コーナーによって変えてあって落ち着けます。お客さんもそれほど多くなく、かといって少なくもなく、ほど良い感じで、気付くと1時間半が経っていました。

中でも、最初のほうにあった宮殿内の様子を描いた絵画、制作年代が

「1620年ごろ」

と書いてあったんですが、その絵の中になんと、

「地球儀」

が描かれてあったのです!え?ガリレオ・ガリレイが、

「それでも地球は動いている」

と言って有罪・処刑されたのは、何年だっけ?調べたら、

「1633年」

でした。それよりも「前」じゃない。あ、そうか「地動説」と「天動説」とは別に、

「地球は丸い」

ということは、もっと昔にわかっていたんですね。この世界の終わりは滝になっていて海の水が滝の下に落ちていて、世界は「ゾウ」が支えている、という考え方は、もっと昔か。

これも調べると、1400年代の終わりごろ(15世紀末)に、「世界で初めて「地球儀」が作られていたそうです。

まあ、それはおいておいても、

「江戸時代初期の絵画が、こんなにきれいな状態で保存されているなんて!」

と驚きでした!まだ10月までやってますので、ぜひ見に行ってくださいね。

音声ガイドの女性の方の「セビーリャ」が「セビーレ」に聞こえたり、鼻濁音の発音がやや無理に作っている感じなのが気になりましたが。音声ガイドは及川光博さん・ミッチーがメインで、550円です。


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(2018、8、4読了)

2018年8月 9日 18:40

新・読書日記 2018_105

『蝸牛考』(柳田國男、岩波文庫:1980、5、16)

「蝸牛」は「かぎゅう」と読みます。「かたつむり」のこと。なぜ「牛」か?「角」があるからでしょうね。「蝸」は「うずまきのある虫」ですからそのままですね。 平成ことば事情6896「デンデンムシとかたつむり」を書くために、本棚を捜しまくって掘り出してきて、20年ぶりぐらいで読みました。本文よりも、巻末の「解説」で柴田武さんが書かれた文章が、とってもわかりやすくまとまっていました。

この本が「方言集圏論」のもとになった歴史的な一冊ですよ。

「でんでんむし」が、殻から「出ん出ん虫」だったとは気付かなかったが、言われれば「なるほど」と思いました。


star4

(2018、7、31読了)

2018年8月 9日 18:31 | コメント (0)

新・ことば事情

6914「お化け屋敷プロデューサー」

去年(2017年)の7月17日、こんな言葉を見かけました。

「お化け屋敷プロデューサー・ゴミヒロフミ」

それを見て、

「そんな"職業"というか、"肩書"があるのか!?」

と思いました。

・・・このメモを残したまま、特に何も展開せず1年が経過。

けさ(2018年8月9日)の通勤電車(京阪電車)の中のアナウンスで、沿線の遊園地「ひらからパーク」(通称・ひらパー)の宣伝の音声を聞いていたら、

「有名お化け屋敷プロデューサー」

という言葉が!

またやってる!つまり、また「夏」が来た!

この言葉って、どのくらい定着しているのでしょうか?検索、検索!

・・・出てきましたよ、

「五味弘文さん」

という方。1957年生まれだそうです。ウィキペディア情報ですが、

「長野県茅野市生まれ。立教大学法学部在学中より演劇活動を始め、卒業後に劇団を結成。主宰・作・演出を務める。下北沢ザ・スズナリ、渋谷ジァン・ジァンなどでの公演を経て、1992年解散。同年、『麿赤児のパノラマ怪奇館』で初めてお化け屋敷のプロデュースを手がけ、大ヒットさせる。1996年の『パノラマ怪奇館'96~赤ん坊地獄』ではストーリー性を導入したお化け屋敷を制作する。東京ドームシティアトラクションズ(旧称・後楽園ゆうえんち)を拠点として長年活動してきたが、2011年に広島で開催された紙屋町お化け屋敷『恐怖のおるすばん』を皮切りに、お化け屋敷プロデュースの全国展開を始める。近年では大学などでの講義活動も行う。」

演劇の手法を取り入れて、リアルに怖いお化け屋敷を演出、ということか。劇団員の方の働き先の開拓ということもあったのかも。20以上前から活動はされていて、ここ数年、全国展開をされている感じですかね。

グーグル検索(8月9日)では、

「お化け屋敷プロデューサー」=6万1500件

出て来ました。

いろんなお仕事があるんだなあ。当然、

「お化け屋敷俳優(女優)」

という職業もあるんだろうなあ。「求人欄」とかで。

(2018、8、9)

2018年8月 9日 17:10 | コメント (0)

新・ことば事情

6913「ハラル食」

8月6日の『産経新聞』夕刊にこんな見出しが(黒川信雄記者の署名記事)。

「多様な国籍 訪日客呼び込め 日本料理でも『ハラル食』」

この、

「ハラル食」

についての説明は、

「ハラル(イスラムの戒律)にのっとった食材、調理方法でつくった『ハラル食』」

とありました。

ベジタリアンが増えた・・・というか、外国人の観光客や留学生などが増えたことによって、「ベジタリアン」や「ビーガン(ヴィーガン=完全菜食主義者)」(平成ことば事情6901「ヴィーガン、ビーガン」参照)、そして「イスラム教徒」も日本を訪れるようになりました。記事にも

「昨年1年間に大阪府を訪れた訪日外国人客は過去最多の約1111万人に上った」

とあります。(「訪れた」と「訪日外国人客」は「訪」が重複しているな。)

その要因としては、「円安」と「アジア諸国の経済成長」が挙げられると思いますが、それに伴って「観光立国」を目指すとする「日本」も、

「訪日外国人客の方の、食事の習慣の要求に応える必要」

が出て来たんですね。

この、「ハラル」という言葉ですが、

「ハラール」

と書かれることもあります。日本新聞協会で出している『新聞用語集2007年版』の「外来語の書き方」には載っていません。読売新聞社の『読売スタイルブック2017』の「カタカナ語言い換え・表記例」にも載っていません。日本語の一般の文章に出て来る言葉としては、「かなり新しい部類」に所属するのでしょう。

新聞用語懇談会の席で「新聞や放送ではどちらを使うべきか?」という問題になったことが、過去に(数は少ないですが)あります。

*「ハラル」「ハラール」の表記について=2014年11月(熊本)

アラビア語でイスラム法に則った「合法的なもの」「許されたもの」を意味する「Halal」の表記は「ハラル」「ハラール」のどちらを使っているか。(毎日放送)

<参考>『新聞用語集2007年版』関連語句「外来語の書き方」

アラー【Allah】 イスラム【Islam】

→(熊本日日新聞)原稿で「ハラール食」の記事が増えた。「日本アジアハラール協会」などは「ハラール」と音引きだったので、うちでは半年前に「ハラール」に統一した。朝日新聞とNHKも、見ていると「ハラール」が多いと思うが・・・。

(朝日新聞)最近は「ハラール」のほうが多い。宗教用語はどちらか一方に決めにくい。現在は「様子見」状態。

(日経新聞)中東の特派員経験の記者に聞いて「ハラール」としている。

(読売新聞)静観している。最近は「ハラール」が多い。

(共同通信)「ハラール」の中にも、基準が厳しいものから緩いものまでいろいろある。現在は「様子見」状態。

※2014年11月24日放送の読売テレビ「かんさい情報ネットten.」の、京都に外国人観光客が増えているという特集で、マレーシアからの観光客が「鶏肉のケバブ」を食べているというシーンで、「ハラール」と「音引き」の表記・発音で出て来ていました。

その後、今年(2018年)5月に開かれた「関西地区用語懇談会」で「福井新聞」の委員からも、この「ハラル?ハラール」の表記の問題が提起されましたが、時間の関係で議論はカットされてしまいました。

「産経新聞」は、2014年の会議での発言はありませんでしたが、現在は「-」(音引き)なしの「ハラル」を使っているんですね。

グーグル検索では(8月9日)

「ハラル」 =202万0000件

「ハラール」= 87万6000件

でした。その中で「ハラル」のトップに出て来たのは、

「一般社団法人 ハラル・ジャパン協会」

でした。団体の名称は「ハラル」なんですね。

http://www.halal.or.jp/halal/

そのサイトには、

「ハラル(ハラール)について」

と併記した後に、

「ハラルの意味」

と言葉の説明があります。引用しましょう。

『イスラムの教えで「許されている」という意味のアラビア語がハラール(ハラル)【アラビア語: حلال Halāl 】です。反対に「禁じられている」と言う意味の言葉が「ハラーム(ハラム)」です。ハラームをノンハラール(ノンハラル)と言う人もいます。

そうだったのか!

「ハラル(ハラール)」=許されている

「ハラーム(ハラム)」=禁じられている

だったのか!

『ハラルについて、多くの方が「ハラル認証」のイメージと結びついているようですが、しかし実際はイコールのものではありません。ハラルビジネスをする(イスラム教徒向けの商品を供給する、サービスを提供する)際にはこの点の理解が大きなポイントになります。』

なるほど。

そして、「ハラム(禁止されている)の食品としては、

・「豚」=その派生物を含めて全て。

・豚以外の肉についても「イスラムの教えに則った方法でと畜・加工処理されなかった肉」

※肉についてハラルを意識するムスリムの割合は非常に高い。

・「酒」=イスラムの教えでは、酒を飲み酔ってしまった時の害が指摘されている。

しかし、工業洗浄用アルコールや、手指の消毒用のアルコールを避ける人の割合は下がる。

・発酵過程で自然にアルコールが醸造される食品(しょうゆや味噌など)に関しては、一定の濃度を規制すべきという考えもある一方で、「問題に感じない人」も少なくない。

・ハラル(許されている)なものでも、ハラム(禁止されている)なものに混ざったり接触したりすると、ハラム(禁止されている)とみなされてしまうことにも注意が必要=ムスリムにとっては「けがれる」「コンタミネーション(汚染)」の感覚に近い。

「ハラル(許されている)」食品の一例としては、

「野菜、果物、魚、卵、牛乳、イスラムの方式にしたがって"と畜"された動物の食肉、あるいはその派生物」

だそうです。

「産経新聞」の記事は、

「日本食でも『ハラル食』に対応する店が出て来た」

ということが「ニュース」なわけですが、10年後には、どこの店でも普通に「ハラル食」対応をしているかもしれませんね。

(2018、8、9)

2018年8月 9日 17:09 | コメント (0)
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