Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

7334「24時」

1月29日の「ミヤネ屋」のお天気コーナーで、東京の、

「きのう(28日)の最高気温」

を記録した「時刻」が、

「24時」

だというのです。放送では原則「24時制」ではなく、「午前〇〇時」「午後〇〇時」を使い「24時」は使いません。また「12時」も使わず、

「昼の12時」→「正午」

それを過ぎたら、

「午後0時〇分」

また、

「夜中の12時」→「午前0時」

とします。しかしそれに従うと、

「28日の24時」=「29日の前0時」

になってしまって、

「きのう(28日)の最高気温」

ではなくなってしまいます。

ウェザーニューズに問い合わせたら、やはり、

「天気予報では『0時』を使わない」

というのです。

「それならば『午前0時10分』は『24時10分』と言うのか?それはもう『きのう』ではなく『きょう』なのではないか?どうなっているのか?」

と聞くと、

「気象台に聞いてみます」

とのこと。結論は、

「真夜中の12時は『24時』と表現するが、それを過ぎたら『午前0時10分』のように『午前0時〇〇分』と使う」

という当たり前の答えでした。

(2020、1、29)

2020年1月30日 17:17