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『道浦TIME』

新・ことば事情

7118「中毒と依存症」

これまで一般的に使われてきた、

「アルコール中毒」

という言葉。略称で蔑称として使われる、

「アル中」

という言葉、これも昔は普通に使われましたが、さすがに最近は、あまり耳にしません。

かわって使われ言葉が、

「アルコール依存症」

です。

この「依存」を「イソン」と濁らずに読むか、「イゾン」と濁って読むかということもありますが、それに関してはアナウンサーは、これまで「濁らず」に、

「イソン」

と読んできました。理由は、

「『イゾン』と濁って読むと『異存』と混同する恐れがあるから」

だと思われます。

しかし、数年前にNHKが、

「『イゾン・イソン』両方の読み方を認めた」

ために、NHKでは「イゾン」と濁って読むアナウンサーが増え、それに対して民放の方が、これまでの濁らない「イソン」を頑なに守るという"逆転現象"が起きているのが、

「『依存』の読み方の現状」

です。

それはさておき、今回私が注目したのは、

「なぜ『アルコール中毒』を『アルコール依存症』と呼ぶようになってきたか?」

ということ。昨夜、寝る前に思い浮かんだのは、

「『中毒』は急性・短期、『依存症』は慢性・長期という使い分けではないか?」

ということではないか?と思ったのです。

「急性アルコール中毒」(短期)

という言葉は、今も使われていますし、そこで「慢性」との違いを「依存症」と呼ぶようになったのではないでしょうかね?たぶん、合ってるんじゃないのかな?

(2019、3、15)

2019年3月28日 20:26 | コメント (0)