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『道浦TIME』

新・ことば事情

6945「解けると溶ける」

9月11日の「ミヤネ屋」で、北海道胆振東部地震の停電の影響を、「シシャモ」で有名な北海道は「むかわ町」から中継でお伝えしました。その中で、

「冷凍シシャモが解け」

とスーパーを出したのですが、ディレクターから

「『溶け』ではないのか?」

「『解ける』『溶ける』の使い分けは?」

と質問を受けました。そこでこう答えました。

『「冷凍」したものを「解凍」されるので、この場合は「解ける」です。「水」が凍ったものが「0℃以上でとける」のは「解ける」。「鉄」などの「金属」が「とける(溶解する)」のは「溶ける」。つまり「融点」が、

*「0℃」(「水・氷・雪」など)=「解ける」

*「(大体は)0℃よりずっと高い(それぞれの素材の融点)」=「溶ける」(その「素材自体」が)

なのではないでしょうか?』

と。いかがでしょうか?

(2018、9、11)

2018年9月24日 18:30 | コメント (0)