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『道浦TIME』

新・ことば事情

6721「眼鏡の縁と太さ」

先日ツイッターで、法政大学の尾谷昌則先生が、

「『眼鏡の太い縁』の『太い』と『縁』を、先日アナウンサーが『有声音』で発音していた。最近は『語頭の母音の無声化』をしない傾向にあるのだろうか?」

という疑問を呈していました。

ためしに、うち(読売テレビ)の若いアナウンサーに読ませてみると、はたして、

「母音が無声化しない『有声音』」

で、発音していました。

やはり「母音が無声化した音」は(「無声化」しているのですから)、

「聞こえにくい」

ということもあり、特に「語頭」が「無声音」だと、

「音が出ていないことを不安に感じる」

のではないでしょうかね?

全国的にこういう傾向なのかどうか、また調べてみたいと思います。

(2018、2、26)

2018年2月28日 22:49 | コメント (0)