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『道浦TIME』

新・ことば事情

7185「地ビールか?クラフトビールか?」

ことしの「父の日」に、大学生の息子から、「地ビールセット」をもらいました。

こんなプレゼントをもらったのは初めてです。

じっくり味わって飲むと、地ビールらしい甘さと苦みが混然一体となった感じ。ゴクゴク飲むというよりも、ちびちび味わいながら飲むタイプですね。5本か6本のセットなので、しばらく楽しめそうです。

ところでこの「地ビール」、最近は、

「クラフトビール」

と呼ばれているらしいですね。妻に教わりました。グーグル検索では(7月8日)、

「地ビール」   = 879万件

「クラフトビール」=3770万件

でした。「クラフトビール」のほうが多いんですね。

「地ビールとクラフトビールの違い」

https://tabi-labo.com/274886/beer-dictionary-02

というサイトがあったので覗いてみました。このサイトも、リース恵実さんの著書『ビール語辞典』(誠文堂新光社)を参考にしているようなのですが、それによると、「地ビール」とは1994年に酒税法が改正されて、ビールの小規模醸造が可能になったときに生まれたもので、

「小規模で地域に根付いて造られるビール」

という側面からみると、

「『地ビール』と『クラフトビール』は全く同じもの」

だそうです。やっぱり!しかし、「同じ物なのに名前を変える」には、

「それまでの名称にこびりついたイメージを変える」

という目的があるはずです。この場合も、当初の「地ビールブーム」で出て来たものには「お土産物」の域を出ないものも多かったと。そこに、ちょうどその頃アメリカで起こっていた「クラフトビールブーム」の波が日本にもやって来て、「職人(クラフトマン)」としてのプライドを持ち、ビールの深い魅力を追求するブルワー(醸造者)たちによって牽引されたこのブームによって、それまでの「地ビール」の地位や品質も大きく向上したと言われてるそうです。

しかしまあ、どちらも「地域性」と「独創性(個性)」を大切にするという本質においては同じだそうです。納得しました!

でも私は、おいしければ、いいんですけどね!!

(2019、7、8)

2019年7月 8日 17:52 | コメント (0)