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『道浦TIME』

新・読書日記 2017_021

『キレイゴト抜きの就活論』(石渡嶺司、新潮社:2017、1、20)

シューカツ評論家の石渡さん、知り合いです。最近会ってないけど。メールのやりとりぐらいですが、しょっちゅう、関西にはいらっしゃってるそうですが、忙しそうです。

頑張ってほしいなと思って応援しているので、本が出たら買います。今は私は「シューカツ」に、あまり関係ないけど。採用側でもないし、子どももまだ小さいしと思っていたら、息子も大学生になったので、ちょっと興味を持って見ておかないとな。もう、私たちが学生の時(30年以上昔・・・)とは、全然状況も違うし。まあ、「ミヤネ屋」に来てくれている「学生アルバイトさん」とかで、ちょっとだけ「シューカツ」にも関係があるけどね。

これは私らが学生の時も同じだけど、今の学生もやはり、名の知れた大きな会社しか知らないし、興味をなかなか持てないようですが、石渡さんこの本の最後の方に、中小企業や、あまり有名ではないけど世界的には業界シェアの大きな会社、質実剛健の会社など、「オススメ企業」を一覧にしてコメントを寄せてくれている。これなんかは、私なんか会社員でもちょっと「へえーそうなんだ」と興味を持って読めました。

つまり一般の人は「BtoC」=「消費者目線」でしか企業を知らないけれど「BtoB」、企業を相手に商売をしているシブイ会社に目を向けると、優良で面白い企業がたくさんあるよということを、この本は教えてくれるのです。「シューカツ」にあまり興味のない一般の人も、そういう視点で読むと面白いです。

「就活家族」なんていう他局のドラマもあって、「就活」という言葉はもうすっかり定着しましたね。21世紀に入ってから、私は知った言葉ですけどね。

そうそう、この間読んで「2017読書日記019」に書いた本『お祈りメール来た、日本死ね~「日本型新卒一括採用」を考える』(海老原嗣生、文春新書:2016、11、20)を、石渡さんは「良書」と取り上げていましたよ。


star4

(2017、2、14読了)

2017年2月25日 11:46 | コメント (0)