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『道浦TIME』

新・ことば事情

6315「『大楠』のアクセント」

5月3日の『かんさい情報ネットten.』の中で、2年目の黒木千晶アナウンサーが、若一さんとロケに行った香川県三豊市詫間町「志々島」の樹齢約1200年の、

「大楠」

の木のことを、

「オ\ークス」

「頭高アクセント」で読んでいましたが、違和感がありました。

もしかしたら、地元の人は「オ\ークス」と「頭高アクセント」で呼んでいるかもしれませんが、関西風のアクセントですね。これは標準語アクセントでは「平板アクセント」で、

「オ/ークス」

ではないでしょうか?

「オ\ークス」

と読むと、英語の、

oaks

に聞こえます。ちなみに「oak」は日本では、

「カシ(樫)」

と訳されることが多いのですが、実は、

「ナラ(楢)」

の木だそうです。(「平成ことば事情3688 オークは樫か?」参照)

いずれにしても「頭高」だと「クス(楠)」に聞こえない感じです。

という趣旨のことを書いて、黒木アナウンサーに送っておきました。

(2017、5、3)

2017年5月 6日 17:51 | コメント (0)