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『道浦TIME』

新・ことば事情

6366「こなれ感・抜け感」

いつもアラサー・アラフォー女性の目にする言葉(主に「女性誌」でよく見かける言葉)の情報を教えてくれるMアナウンサー。きょうは、昼ニュース前の準備をしている時間、ちょっとヒマがありそうだったので声を掛けたところ、

「こなれ感・抜け感」

という言葉を教えてくれました。

「こなれ感」

というのは、

「力いっぱい頑張ってオシャレしました!というのではなく、普通に着ていておしゃれな服装が身についている・着こなしている感じ」

のことを言うようです。はあ、なるほど。

「本当におしゃれな人が、自然と出せるもの」

のことだそうですが、そんなの、一朝一夕に身に付くものなのかなあ?

また「抜け感」の「抜け」というのは、Mアナウンナーが知り合いのモデルさんから聞いた話によると、

「素肌をさらしている」

ことのようで、「抜け感」は、

「袖を軽くロールアップするなど、さりげなく素肌を出した感じの服装」

のようです。知らんかったなあ。男には関係のない言葉のようだなあ。

Mアナウンサー曰く、

「女性の、魅力的な素肌の見せ所は『サンクビ』って言いますからね」

「???何?『サンクビ』って?」

「『手首、足首、首』です。それを綺麗に見せるのが女性の魅力アップにつながるんです」

「へえー、知らなかったなあ。あ、最近というかここ数年、ちょっと透けたスカートの下に、本当のスカートを穿いているようなファッションを見かけるけど、あれも『抜け感』なのかな?ほら、寒天の中に金魚が泳いでいるように見える羊羹、みたいな感じの」

「・・・金魚の羊羹?ああ『チュールスカート』ですか。あれは、去年かおととしぐらいがブームだったですけど、もう定着した感じですかね。あれも『抜け感』なのかなあ」

「そうなんだ!去年かおととしか。でも、肌は見せてないから『抜け感』ではないのかなあ。」

と、ひとしきり「抜け感談義」が続きました。あとで「少し透けたスカート」でネット検索したところ、「チュールスカート」は、

「透け感」

と表現されていました。そのままやがな!何でもかんでも「感」を付ければいいのか?

また、

「透けスカート」

とも言うようです。これも、そのままやがな!

その後「抜け感」を検索してみたらこんな説明がありました。(2014年10月30日)https://matome.naver.jp/odai/2141531931330654801

「きちんとしていながら、リラックス感があったり、ナチュラルな雰囲気がある着こなしを表現するときに使われる言葉。」

「ナチュラルテイストや着崩しを入れて、気取りがない肩の力を抜いた感じを出すスタイルのことです。」

あ、「肌を出す」とは関係なかったか。「リラックス」「着崩し」がキーワードのようで、つまり、「ドレスアップ」の反対の、

「ドレスダウン」

のことのようだな。

まとめて、グーグル検索の結果です。(7月7日)

「こなれ感」   =  52万6000件

「抜け感」    =  52万1000件

「透け感」    =1300万0000件

「少し透けたスカート」=      4件

「透けたスカート」=   1万7500件

「透けスカート」 =   8万7900件

「チュールスカート」=843万0000件

ちなみに「こなれ感」と「抜け感」に関しては、

「『こなれ感』『抜け感』・・・知らないとちょっと恥ずかしい春のおしゃれ用語」

https://cancam.jp/archives/130176

というサイトがありましたが、

「2015年4月4日」

にアップされていました。私は「ちょっと恥ずかしい」まま、2年以上経過していたのか・・・・全然、恥ずかしくないもん!

そう言えば、きょうは「七夕」。「織姫さま」の衣装は、

「透け感」

がありますね!

(2017、7、7)

2017年7月 7日 19:11 | コメント (0)