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『道浦TIME』

新・読書日記 2016_097

『崩れゆく世界 生き延びる智恵~国家と権力のウソに騙されない21世紀の読み解き方』(副島隆彦×佐藤優、日本文芸社:2015、6、10第1刷・2015、7、1第4刷)

ちょうど1年前に出て、すぐ購入したまま「積ん読」になっていたもの。

佐藤優さんの本は、割とよく読んでいるが、副島隆彦さんのものは読んだことが無かった。この二人の対談はレベルの高いものであったが、ちょっと副島さんのほうは、その口調・論調に「陰謀論」的な"あおり"が感じられた。

周期的にアメリカの「ネオナチ」系の連中が出て来ては世界を牛耳ろうとしている、と。ここで話の中に出て来る人名の中には、こちらが不勉強で、全然、知らない人も多かった。たとえば、「ヴィクトリア・ヌーランド」という女性の国務次官補。日本のそのカウンターパートは、稲田朋美・自民党政調会長だという。そしてこの「国務次官補」という役職は、アメリカが世界中を分割して統治するときの司令官であると。ウクライナ問題も、実はアメリカが動かしたというのです。うーん、そうかもしれないけど。

勉強にはなりましたが、全面的に信じていいのかどうかは、ちょっとなあ・・・という感じでした。


star4

(2016、6、8読了)

2016年6月21日 12:41 | コメント (0)