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『道浦TIME』

新・ことば事情

6070「おぼんだま」

去年(2015年)8月12日の日本テレビ『スッキリ!!』で紹介していた

「おぼんだま」

というもの、初めて聞きました。

「しゃぼんだま」

かと思ったら、全然、違いました。

「お年玉」

のように、もらう「お小遣い」のことで、それをもらう時期が、

「お盆」

なので「おぼんだま」なんだそうです。知らなかったなあ、そんな言葉。もらったことも、あげたこともないや。

と去年の8月に書いたのですが、約1年経った先日(2016年6月)、郵便局に行ったら、

「夏のお年玉・おぼんだま」

という文字が!何かと思ったら、

「おぼんだま袋」

という、「おぼんだまを入れるポチ袋」を、なぜか郵便局で売っていたのです。

「おぼんだま」って広がるのかなあ?

グーグル検索(6月13日)では、

「おぼんだま」=1万5500件

「お盆玉」  =5万8200件

「おぼん玉」 =5万8200件(※「お盆玉」で検索されました)

でした。まだ、件数は少ないですね。

ネット検索では「2014年7月」の記述に、こんなのがありました。

「発祥は江戸時代。山形県などで行われていた。お年玉袋を販売してきた日本郵便は、2014年7月にお盆玉を入れるためのポチ袋6種を販売開始。このほか祝儀袋などを販売するメーカーから、お盆玉用のポチ袋が発売されている。」

ということで、どうやら「おぼんだま」を盛り上げようとしているのは、

「日本郵便」

のようですね。

(2016、6、13)

2016年6月16日 12:06 | コメント (0)