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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_195

『その日本語、お粗末ですよ!』(タカハシマコト、宝島社新書:2012、11、23)

 

著者は1975年生まれの博報堂勤務のコピーライター。当然「言葉」に関しては敏感ですね。

著者が考える「お粗末な日本語」かどうかの基準は「その言葉がコミュニケ―ションの邪魔をしているかどうか」だそうです。つまり「伝わる言葉こそ正しい日本語」という立場。フムフム、その視点で「貧しすぎる日常会話」「お粗末すぎる日本語」について具体例を挙げながら説明していきます。「貧しすぎる日常会話」では「ウィンウィン」「ですけど」「天然」「神」「見える化」などなど、私も気になっていた言葉たちが、また「お粗末すぎる日本語」では、「○○力」「愛され」「失われた○年」「エコ」「王子」「お受験」「感動を有難う」など、これも私が気になって来た言葉たちが取り上げられている。

すべて見開き2ページで説明しているので読みやすく、かなりの部分で「その通り!」と思いました。大変勉強になる一冊です!


star4

(2013、11、6読了)

2013年11月18日 18:27 | コメント (0)