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『道浦TIME』

新・ことば事情

4224「砲声」

北朝鮮が韓国の延坪(ヨンピョン)島に砲撃を加えたのは1123日、その3日後の26日、また北朝鮮側で、砲撃の音が聞こえたという情報が、「ミヤネ屋」の番組終了直前に入りました。その原稿には、

「砲声」

と書かれていました。しかし、

「銃声、銃撃」はよく耳にしますが、「砲声、砲撃」はあまり耳に(目に)しません。(「砲撃」はまだしも、「砲声」は・・・「♪法政、おおわが母校」ぐらいです。母校じゃないけど。)

これにすぐに気付いた宮根さんは、「砲声」を

「砲撃の音」

と言い換えて伝えました。さすが!

「砲声」が聞き慣れないということはつまり、

「ふだん戦争と無縁・平和」

ということなのではないでしょうか。

出来るだけこういった言葉とは無縁でいたいのですが、無視するわけにもいきますまい。

(2010、11、28)

2010年12月 6日 12:42 | コメント (0)