Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

5489「稽古に熱がこもる」

 

「ミヤネ屋」で紹介する、相撲の強い沖縄の中学生の取材のスーパーを事前にチェックしていたら、こんな表現が出て来ました。

「稽古に熱がこもる相撲場」

これを見て「?」と感じました。これは、

「熱がこもる」

ではなくて、

「熱が入る」

ではないでしょうか?そう感じて、

×「稽古に熱がこもる」→○「稽古に熱が入る

と直しました。

しかし、一概に「熱がこもる」が間違いとは思えません。

この2つの表現はどう違うのか?

思うに、

 

「動作」としては「熱が入る」「熱を入れる」。

その「結果」としての「状態」は「熱がこもる」。

 

なのではないでしょうか?ですから、

「熱のこもった稽古」

ならばOKなのではないか?と思いました。微妙な違いですよねえ。

(2014、6、24)

2014年6月24日 19:26 | コメント (0)