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『道浦TIME』

新・ことば事情

4393「ママ○○」

 

「ママレンジ」

という子ども用の「調理おもちゃ」がありました。当時、男の子でも欲しくなったおもちゃでした。あれが家にあったら、私のその後の人生も変わっていたかもしれません(そんな大げさな)

一方で、

「ママレモン」

という「台所用洗剤」があります。(今もあるのでしょうか?)あれはその昔、我が家にもありました。

ここで、「うん?」と思ったのは、

「ママ」という接頭語が付いた、

「ママ○○」

というのは、「台所・料理の代名詞」として商品名として存在しているのに対し、

「パパ○○」

という名前の商品がないなあと思ったのです。

これは、「パパ」の家庭内での役割が、仕事として確立していないから、商品名としてないのでは?

そうこうするうちに、家庭内での男女の役割分担ということがなくなりつつあります。男性も家事をしなくちゃならなくなってきています。と言うことは、今後は「ママレモン」的な「ママ○○」という名前の商品は、もうなくなるのかもしれません。そうすると、「ママ○○」は「死語」になる?「歴史的遺産」となるのでしょうか?

 

(2011、7、3)

2011年7月 4日 12:05 | コメント (0)