Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

3888「パパ友ママ友」

 

ケータイ電話会社が盛んに宣伝している、

「ただ友」

というのもありますが、

「○○友(とも)」

というのは、語呂がいいのでしょうね。今年のお正月の新聞で見かけたのは、

「ママ友」

という言葉。これは結構、普及しているようです。15日の日経新聞夕刊で見つけました。要するに、

「子どものママ(母親)のつながりの友達」

のことで、

「子育てについて語り合える女性同士の友達」

のことですね。記事の見出しは、

「『ママとも』お酒で親密に」

とあり、子育て中のママ同士でお酒を飲む行為をさして、

「ママ飲み」

というそうです。「女子飲み」の「ママ版」ですね。最近の女性は、よう飲まはりますな。記事によると、

「ママ飲みは、お酒を飲んで日常のストレスを発散するのと同時に、ママ友同士がより親密な関係を築くコミュニケーションの新形態だといえる」

と結んでいます。ふーんと思っていたら、同じ15日の、今度は読売新聞の夕刊に載っていた「パパ入門 18」というコラムで、NPO法人『ファザーリング・ジャパン』代表理事の安藤哲也さんが、

「『パパ友』は父親育児のトレンドだ。『ママ友』は聞いたことがあると思うが、父親も子育てをするようになれば、当然悩みも出てくる。」

というふうに、

「パパ友」

という言葉を使って書いています。「パパ友」が出てくる文章を拾ってみると、

「子どもにとっても、パパ友はメリットがある。」

「アウトドアはそれが得意なパパ友にゆだねてしまう。」

「自分と違うコミュニケーションツールを持ったパパ友の存在は大きい。」

「パパ友ネットが稼動できたら素晴らしい」

「僕には40人のパパ友がいる」

「『パパ友』は終生の友達になれる予感がする。」

と、希望いっぱい。「オヤジの会」というのが最近、PTAや自治会関連で各地に出来ているようです。そのつながりかな。でも、「子どもの切れ目が、縁の切れ目」。そんなに簡単ではないのでしょうけどね。Google検索(31日)では、

「ママ友」 1670000

「ママ飲み」= 75200

「パパ友」  47300

ついでに、

「オヤジの会」=   9910

「おやじの会」=578000

「パパ飲み」  12300

パパ飲みって、結局「飲み会」だなあ・・・あ、そういえば先週、「パパ友」飲み会、やりました!

(2010、3、1)

2010年3月 2日 12:40 | コメント (0)