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『道浦TIME』

2010_050

『アホの壁』(筒井康隆、新潮新書:2010、2、20)

この「アホの壁」の「アホ」とは、「無駄」、とか「甲斐無い」、という意味か。「愚鈍」という意味での「アホ」ではない。

もちろん、同じ新潮新書から出たベストセラー、養老孟先生の『バカの壁』を意識したタイトルである。

筒井節を久々に聞いた気がするが、「やはり大分丸くなられたなあ」という感じも。

「アホな喧嘩はアホが勝つ」

というのには「なるほどな」と。筒井さんお得意の心理学的な分析もおもしろい。

 

(2010、2、25読了)

2010年2月28日 18:06 | コメント (0)