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『道浦TIME』

新・読書日記 2009_210

『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』(佐藤直樹、講談社+α新書:2009、7、20)

 

思えば、学生時代、まだ社会に出る前は、「世間なんてくそ食らえ!」と思っていた。でも、社会に出ると、いろいろな局面で「いろいろな世間」が姿を表す。いちいち対応するか、否か、だんだんコツがつかめてきたら、適当に「世間」を漂えるが、寄せる「世間の波」をすべて正面から受けとめていては、体がいくつあっても足りないし、すぐに吹き飛ばされてしまう。「世間の波間」を漂う方法を「処世術」という。さまざまな失敗を通じて学んでいくものだが、最近は、第一波で沈んでしまう若者も多いらしく、また波も、昔より高く荒くなっているようだ。そんな「世間の波」を泳ぎ切るための指南書が本書。あまり「世間」の目を気にしすぎないことも大切です。自分が何をやりたいのか、しっかりゴールを見据えることですね。

 

 


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(2009、11、8読了)

2009年11月26日 17:55 | コメント (0)