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『道浦TIME』

新・ことば事情

6048「アルファ碁」

<2016年3月16日に書きかけました>

コンピューターの囲碁のプログラムと、韓国のプロ囲碁の名人が対戦した5番勝負は、コンピューターの「4勝1敗」に終わりました。その囲碁のプログラムの名前は、

「アルファ碁」

ですが、その読み方について、

「ア/ルファ\ーゴ」

と読売新聞からの速報(読売テレビの報道フロアに流れるんです)の声で読んでいました。まるで、高級車の名まえの用です。(それは「ア/ルファ\ード」!)

「アルファ」は普通は伸ばさずに書くので読むとしたら、

「ア/ルファゴ」(平板アクセント)

になるのではないでしょうか?でも、これって、言いにくいんですよね。

「α波」

の場合も、本来なら、

「ア/ルファ\ハ」

と読むんですが、どうしても「ファ」が伸びて、

「ア/ルファ\ーハ」

になることが多いですよね。これに関しては、ちょっと古いですが、2001年12月の新聞用語懇談会放送分科会で、話し合われたことがあります。それによると、

*α波=「α波」は、「アルファは」なのに、誰もそのとおりには言わずに「アルファーは」と「ファ」を伸ばして発音する。表記と発音の不一致ではないか?

☆「二二六事件」も「ニニロク」とは誰も言わない。普通は「ニーニーロク」と引っ張っていう。日本語のリズムに合わして、表記には無くても伸ばすことはある。

☆「インターチェンジ」も、ついこの間まで表記は「インタチェンジ」でやっていた。(共同通信)

☆外国語を外来語として取り込むときには、できるだけ原音に近くというのが原則だが、長音の場合は、日本語のリズムというのが重要視される傾向にある。

というような意見が出ました。

なお、「平成ことば事情6047アルファ米か?アルファ化米か?」もお読みください。

(2016、6、6)

2016年6月 7日 13:18 | コメント (0)