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『道浦TIME』

新・読書日記 2016_081

『不適切な日本語』(梶原しげる、新潮新書:2016、5、20)

著者の梶原しげるさんから贈(送)って頂きました。ありがとうございます。「言葉」に関してたくさんの著書を出している梶原さんだが、毎回ご本を送ってくれる、という訳でもない(別に、送ってくださいとお願いしているわけではないですよ、買ってますよ!)今回、なんで送ってくれたんだろう?もしかしたら、私のブログか何かで出ている「ネタ」を紹介してくれてるのかな?と思ったら、やっぱりそうでした。数年前に『三省堂国語辞典』の編纂者・飯間浩明さんと3人で飲んで「ことばの話」をしたときのことが出て来ました!それで送ってくれたんだ。ありがとうございます。

「奥が深い」と「匂い・臭い」

に関しての話です(100~109ページあたり)。でも、だいぶ脚色・編集はされてますね。こんなの僕が喋ったかな?というようなところもありますが、大筋はそんな話をしていました。まあ、これは「演出」の範囲内ですね。

梶原さんが「気になる」ことばの大半は私も気になります。その意味でも「とても気が合う」のですね。もちろん、梶原さんの方がアナウンサーの「大先輩」なのですが、こういう「飲み会」の席でもいつも「取材者」の姿勢で謙虚な方なので、後輩のこちらが恐縮してしまうほどです。

今回読んでいて、一番「そうそう!」と共感できたのは、まあ・・・ほとんど全部なんですが"特に"と言うと、

「『元気』は他人にもらうものなのか」と「『大丈夫です』」を安易に使っていないか」

ですかね。そのほか、

「『白髪染め』か『カラーリング』か」「『鏡開き』は何を割るものか」「『○○ちゃんママ』は幼い表現だろうか」

などは勉強になりました。

笑っちゃったのは「これも『偽装』と言うべきか」の中の、「絶対に『偽装だ!』と突っ込まれないメニューの名前」。これが、

「ファンタジーノ・ビーフオムライス(自然卵仕立て半熟オムライス) 黒毛和牛ロース肉風 シェフの気まぐれデミグラスソース わがままサラダ添え」

たしかに!「~仕立て」とか「~風」とか「気まぐれ」「わがまま」と名付ければ、何でも通りますよね!でも梶原さん、私なら1か所、突っ込むところがありますよ。え?どこかって?それは、

「シェフの」

です。作った人は本当に「シェフ」なの?「シェフ」って「料理長・コック長」ですよね、『三省堂国語辞典』によると。駆け出しの料理人や、中堅の料理人が作ってるということはありませんか?必ず「シェフ」が作っているの??

まあ、こんなこと言い出したらおいしく食べられないから、文句は言わないように、実はしているんですけどね・・・たまにしか。ときどき。


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(2016、5、15読了)

2016年5月24日 18:17 | コメント (0)