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『道浦TIME』

新・ことば事情

5649「資料とイメージと再現」

 

「ミヤネ屋」のスタッフから、こんな質問を受けました。

 

「映像にスーパーで出す『資料』と『イメージ』の違いは何でしょうか?」

 

これまでに何度も説明しているとは思うのですが、改めて説明しました。

 

「『そのものズバリ』の映像だが『その放送用にその日撮影したものではない以前に撮った映像』が『資料』。一方、たとえば『サラリーマンの給与が上がった』というニュースで、『梅田や東京駅八重洲口の横断歩道を歩くサラリーマンなどの映像』を使う場合が『イメージ』。交通事故のニュースで『車が走ってぶつかったであろう目線』でカメラが動いて撮影したものは、厳密に言えば『イメージ』だが、ストレートニュースで『イメージ』とスーパーすることはないね。」

 

ということで分かっていただきました。

ちなみに「再現」は、

 

「『そのものズバリの映像』がないために、証言や資料に基づいて『全く別人が演じる』場合。たまに『本人』が演じる場合は『本人による再現』とスーパーします。」

 

とまあ、こんな感じですかね。

(2015、1、15)

2015年1月21日 14:39 | コメント (0)