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『道浦TIME』

新・ことば事情

5626「危険ドラッグ販売店」

1月8日のお昼のニュースで、危険ドラッグ販売店の経営者が逮捕されたというニュースをやっていました。その逮捕された容疑者の名前を言う時に、

「○○市の危険ドラッグ販売店 ○○○○容疑者」

という原稿を読んでいましたが、ここで少しここ疑問が。それは、

「逮捕された容疑者の男は、容疑を認めていないので、『危険ドラッグを売っていた』とは言っておらず、『合法的なハーブを売っていた』と言っている(はず)。そうすると『危険ドラッグ販売店』と言っていいのだろうか?そもそも『危険ドラッグ』の『販売店』の存在を『販売店』として認めるのは、まずいのではないか?言ってみれば、『泥棒』という『職業』を認めるのと同じではないのか?」

ということです。この場合、職業としては、

「ドラッグ販売店」「ハーブ販売店」

として、そこで、

「『危険ドラッグ』を『違法に』販売していた」

とするのが妥当ではないか?そこは、

「危険物取扱店」

のような、

「法的に危険物を取り扱うことが認められた店」

とは違うのではないか?と思ったのでした。

(2015、1、8)

2015年1月 8日 18:57 | コメント (0)