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『道浦TIME』

新・ことば事情

5585「女の古」

 

いつも、言葉の新しい情報を教えて報告してくれる、Mアナウンサー。きょうもエレベーターで会った時に、

「あ、道浦さんに言おうと思ってたんです!」

と言って「新ネタ」を提供してくれました。Mアナによると、

「ある主婦のブログで『おんなのこ』を『女の古』と書いていたんで、これはご報告せねばと・・・」

「え?『女』に『古い』?それは『姑(しゅうとめ)』では?」

と言うと、

「そうじゃないんです、『女の古』と書いて『おんなのこ』と読むんです。でも確かに『女へんに古い』と書くと『姑』ですね」

これはきっと、あれですよ、皆さん。何歳になっても、

「女子」

と言う傾向の"分派化"ですね。「女子」という音の響きが硬いから、

「おんなのこ」

にするんだけど、さすがに文字で書く時には「子ども」ではないので、同音異義語で意味もまあ「エイジング」にふさわしい、

「古」

を充てたのではないか?日々、こういった言葉は進化していますねえ・・・。女性の言葉に関する感覚は素晴らしいです、ハイ。

それにしても「姑」と書いて「しゅうと」とも、「しゅうとめ」とも読むのは、何でかなあ?「しゅうと」には、

「舅」

という漢字もありますが、

「ネズミ男」

みたいな感じの漢字ですね、これ。

(2014、11、5)

2014年11月 6日 18:09 | コメント (0)