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『道浦TIME』

新・ことば事情

5455「火廼要慎」

 

この前の日曜日、京都の祇園四条界隈を散策しました。

お天気も良く、気持ちよかった。

細い路地を歩いていると、ここかしこでよく見かけた張り紙に、こう書かれていました。

「火廼要慎」

これは当然、

「ひのようじん」

と読む。しかし、普通、我々の知っている表記では、

「火の用心」

ですね。でもこれはなんと「4文字の中の3文字まで表記が違う」!

グーグル検索では(5月14日)

「火廼要慎」=2万4100件

どうやらこの「火廼要慎」は、「京都・愛宕神社」の「お札の文字」のようです。

愛宕神社は、

「火伏せ・防火の神様」

だそうで、京都では、たいていの家庭の台所にこのお札さんが貼ってあり、飲食店でもよく見かけるそうです。これまでは気付かなかったなあ。

ちなみに、

「京都、火廼要慎」= 1万8200件

「火の用心」   =56万2000件

でした。

(2014、5、14)

2014年5月15日 16:02 | コメント (0)