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『道浦TIME』

新・読書日記 2014_008

『カネを積まれても使いたくない日本語』(内館牧子 、朝日新書:2013、7、12)

 

~でよろしかったですか」「~なカタチ」など、 違和感のある日本語が巷に溢れている。

いまや、キャスターや政治家・企業幹部も無意識で使うこれらの言葉について、内館牧子さんが、その「おかしさ」を正しく喝破! "美しい日本語"を指南する。

目次と前書きを読んだら、大体、内容は分かる気がします。ちょっと抜き書きすると、

「ら抜き」「~させて頂く」「さん、様」「歴史上の人物への敬語」「教え子に敬語」「品物に敬語」「マジ」「ヤバイ」「やっぱ」「チョー」「ぶっちゃけ」「()()()」「全然オッケー」「メイン」「思いっきり」「イケメン」「あげる」・・・

もう「撫で斬り」ですね。

そのほか「あいまいにぼかす言葉」として挙げられた、「かな」「みたいな」「感じ」「とか」「かも」「~のほう」「~というふうに」「~してみたいと思います」「~したいと思います」に関しては、私も全く同感なので、きっちり読んでください。

おなじく、あいまい表現で「ピンポイントで言わない」傾向についても厳しく追及。「ある意味」「結構~します」「~ですかね」「~とは思う」・・・これは使っちゃダメではないが、あんまり連発されると、イライラしますね。何を恐れているのだ!と。

そして「ジョークめかして逃げる」のも「あいまい表現」「自信のなさ」「周りに気を使いすぎ」の表れだと思います。たとえば「()」「~だったりして」など。

「へんな問いかけ」は、「やはり、そうだったか!」と膝を打った言葉。「大丈夫ですか?」「普通に」「よろしいですか」。「大丈夫ですか」は、私も大っきらいです。

さらに「ヘンなあいづち」も、ここ10年ほどでよく耳にするようになりました。

「ホントですか」→疑ってんのか!

「そうなんですね」→そうなんだよ!

「ですよね~」→媚び、売っとんのか!

「はあー?」=あ、これ、私も時々使います・・・。

政治家や官僚の言葉にも、厳しい鞭(ムチ)を。

「汗をかく」「遺憾」「しっかり、きっちり」「を」「~してございます」「認識しております」「把握しております」「緊張感をもって」「スピード感をもって」「重く受けとめる」「不退転の覚悟」

もうね、この本を読んだら、みんな「怖くて、しゃべれなくなる」こと、請け合いです!

いかに普段、無自覚にしゃべっているか。自らの言葉を見直すための一冊です!


star4

(2014、1、11読了)

2014年2月17日 09:08 | コメント (0)