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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_190

『辞書の仕事』(増井元、岩波新書:2013、10、18)

 

著者は、岩波書店の役員にまでなった辞書編集者。十数年前、『広辞苑』の第5版が出た時に取材で「広辞苑」編集部を訪れた。その時にチラッとお会いして名詞を交換したのを思い出した。これは買って読むしかないでしょ!

「舟を編む」以降、「辞書編集」という仕事にもちょっと日が当たった感じが。大変な仕事なんだよなあ。継続は力なりです。

「目が点になる」という表現が「さだまさし」さんの『吸殻の風景』という曲で初めて使われた、というのは知りませんでした!『吸殻の風景』という曲自体は知っていますが。てっきり、所ジョージさんが最初かと思っていました。「所さんの目がテン!」という番組もありますしねえ。『吸殻の風景』を初めて聞いたのは、たぶん197778年ごろ(私は高校生でした)かと思いますが、その時に「目が点」という表現を"新しい"と感じた覚えはないなあ・・・。それにしても辞書の世界は、本当に奥が深いなあ。


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(2013、10、26読了)

2013年11月14日 14:23 | コメント (0)