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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_182

『常識では読めない漢字~近代文学の原文を味わう』(今野真二、すばる舎:2013、8、23)

 

ある日、名も知らぬ人から送られてきた、この本。著者の今野真二さんの本は、これまでに何冊か読んだことがあったが、送って来たのはその編集者の方。とても綺麗な字の手書きのお手紙が付いていた。なんでも私の大学のゼミの後輩なんだそうだ!(たぶん10歳ぐらい若い人)。この「読書日記」を、その大学のゼミの後輩で編集者の人も、著者の今野先生も、読んでくださったことがあって、「それなら」ということでこの新著を送ってくれたらしい。どうも有難うございます。あまりヘンな感想を書けなくなりました。

この本は、サブタイトルにあるように「近代文学の原文を味わう」ということで、漱石や鴎外、一葉、紅葉、藤村、蘆花、涙香・・・といった、日本人なら誰でも知っている(でも読んだか?というと「教科書で...」という人も多いはずだが)文豪の作品の中に出て来る漢字の読み方を、クイズ形式で紹介した本。気軽に読める。そして、そんなきかっけから、近代日本文学への興味を持ってもらおうという意図が透けて見える本。

まえがきには、こういった感じの表記を通じて「明治時代の雰囲気を味わってもらおう」と思っていると、きっちり書いてありました。

外来語を漢字で表記するのももちろんだが、擬態語・擬声を漢字でどうやって表記するのか、苦労しながらもフンイキの出た漢字表記がいくつかあって「なるほどねー」と思った。勉強になりました。


star4

(2013、10、20読了)

2013年10月31日 10:12 | コメント (0)