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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_160

『そして、人生はつづく』(川本三郎、平凡社:2013、1、11)

著者は数年前、妻に先立たれた。まだ60代だが、その筆には「老い」を感じる。

妻を亡くしても、なお「人生」は続く。表紙の絵の「駅」は、「人生」を「鉄道の旅」に例えているような感じだ。

これは、連載エッセイをまとめたものだが、その途中で「3.11」を迎えた。「3.11」前後で、どう著者の気持ちは変わったのかを読み取れる。

なんか、小林信彦のエッセイと似ているような気もするが、ちょっと違う感じもする。年齢はおそらく小林の方が10歳ぐらい上だと思うが。


star4

(2013、9、7読了)

2013年9月30日 12:30 | コメント (0)