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『道浦TIME』

新・読書日記 2013_127

『オレたちバブル入行組』(池井戸潤、文春文庫:2007、12、10第1刷・2008、3、15第3刷)

単行本は2004年12月に出ています。池井戸潤は、「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」にはまって、一連の小説を購入したものの、これはタイトルが軽いのでちょっと読む気にならずに本棚に眠っていたもの。しかし他局の大ヒットドラマの原作と知り、読んでみる気に。読んだら・・・ハマってしまいました。夜中3時まで一気読み!おもしろいがな。痛快!企業小説。悪者といい者がはっきりしているが、「正義は勝つ」的で、悪を屈服させるやり方が極端で痛快。

ただ、最初のバブル時の「入社試験」(銀行だから「入行試験」か)の時に主人公と一緒になった学生が、同じ「慶應」出身で(著者も慶應出身で銀行出身)、「グリークラブ」に所属していると名乗るシーンがあり、主人公(おそらく、心情的には著者の化身)が、

「お澄まし顔で歌なんか歌なんぞ歌うグリークラブはそもそも気に食わないが」

と心情を吐露する場面があり、グリークラブ出身の私は、

「お、ケンカ売っているのか!?」

と思うと同時に、

「世の中の人は、そんな風に『グリークラブ』のことを思っているのか・・・?」

と思った。それと、慶應は「グリークラブ」とは言わない。

「ワグネルソサエティ男声合唱団」

だ。「慶應」は実名でも、そこは「仮名」にしたのか?なぜ?「ワグネル」ではわかりにくいから?まあ、その部分を除いては痛快でした。主人公の名前は、「半沢直樹」です。

 


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(2013、8、7読了)

2013年8月11日 12:21 | コメント (0)