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『道浦TIME』

新・ことば事情

4951「情報相」

アルジェリアの人質事件でよく出てくるアルジェリアの

「サイード情報相」

ですが、この肩書の読み方は、

「ジョホーショー」

と読んでいます。日本の「大臣」の場合、表記は「外相」「法相」「財務相」のように、

「相(ショー)

を使っても、読むときは、

「だいじん」

読み替えています。また、ほとんどのテレビ局は

「首相」

と書くのに、

「そうりだいじん」

と読んでいます。(テレビ朝日とテレビ東京は、「総理」と書いてそのまま読む。「首相」という表記を、日本の総理大臣には使わない)

しかし、外国の場合「外相」は「ガイショー」、「法相」は「ホーショー」、「財務相」は「ザイムショー」、「首相」は「シュショー」と、そのまま読んでいます。

そこで、このアルジェリアの「情報相」ですが、これは外国の「○○相」はそのまま、

「『○○ショー』と読む」

という原則に従っているようなのですが、そういうふうに読むと、

「『情報省』との区別がつきにくいのではないか?」

ということで、

「『ジョーホーダイジン』と読み替えないのか?」

という疑問が出ています。そのあたり、どうなんでしょうね?

(2013、1、27)

2013年1月28日 18:57 | コメント (0)