Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2012_212

『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』(町山智浩、講談社:2012、9、15第1刷・2012、11、6第3刷)

このところ立て続けに町山智浩の本が出ている感じがする。つい買ってしまったが、買った時点でもう3刷、しかも発行日は116日、アメリカ大統領選挙の日だ!

アメリカの政治を巡る状況、ここ4年程を、この本でおさらいすることができた。

リパブリカン(共和党)は、もともと「各州」ごとの自治政府を重視して「小さい政府」を求めている人たち。だからアメリカで言う「田舎の州」に多い。一方、民主党は東海岸・西海岸の「都会」が支持基盤で、「アメリカ合衆国」という一つに「国=政府」が統治すべきだという考え。そういった現状がよくわかった。ただ、それぞれの党に属する政治家、大統領候補も含めていかにゲタラメな人が多いのか、そしてそういった人々を「いい加減だけど、まあ、いいや。えいやっ!」と勢いだけで選んでしまっているかということも、よくわかった。大統領選挙の前に読んでおきたかった一冊。あ、でもこれって、別にアメリカに限った話じゃあ・・・。


star4

(2012、11、17読了)

2012年11月21日 11:46 | コメント (0)