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『道浦TIME』

新・読書日記 2012_202

『対話力~私はなぜそう問いかけたのか』(小松成美、ちくま文庫:2012、9、10)

単行本は2010年9月にメディアファクトリーから出た『人の心をひらく技術』。

著者は、イチローや中田英寿などへのインタビューを成功させたことで有名な女性スポーツライター。その「師匠」筋である編集者の花田紀凱氏が、巻末に「解説」を書いている。それによると、小松さんのインタビュー術のどこが優れているかと言うと、(1)準備が万全、(2)真剣に聞く、(3)相槌のうまさ。そして4番目は「小松さんの美貌」と書かれているが、それはさて置き、我々アナウンサーも特に研究しなくてはならないことは、(3)の「相槌」だと思う。本文の中で小松さんも書いているが、やはり相手の話を聞くうえで「相槌」はかなり重要だ。本書では、「日本人」に対する場合と「外国人」に対する場合では、「相槌」に対する感覚が違うというようなことも書かれていて、これは私も勉強になった。私も以前、どんな種類の相槌をどのタイミングで使うかというのを研究したことがある。若いアナウンサーには、ぜひ自分の話し方・しゃべり方について研究してほしい。まず、自分の話し方を見つめ直すところからスタート!


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(2012、11、5読了)

2012年11月 8日 22:30 | コメント (0)