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『道浦TIME』

新・ことば事情

4853「お釣りの数え方」

 

コンビニで300円」の雑誌を買って「1万円札」を出しました。店員の若い男性が、お釣りをくれる時のこと。

 

「それでは大きい方から、千、2千、3干、4千、9千円のお返しです」

 

と、なぜか「最後に5千円札」を出してきました。

なんか「4千」のあとに、とんでとんで急に「9千円」と言われたときに、「ガクッ」と、吉本新喜劇のギャグのあとの反応のような気分になりました。ふざけられているような。

これって、普通はまず「五千円札」を出して(数えて)、

5千(円)、6千、7千、8千、9千円のお返しです」

と言うのではないでしょうか?その方がわかりやすいと思うのは私だけなのでしょうか?そもそもコンビニのアルバイト店員の教育の際に、そういった「お釣りの数え方の研修」は、やらないのかなあ?4千円から9千円に急に数字が飛ぶので思い出したのは、落語の、

「時そば」

です。途中で、

「いま何時?」

と聞かれていたら、誤魔化されるところでした。

「いま何時?」「そうね、大体ね」

は、サザンオールスターズですが、お釣りはそれじゃあ、いけません!

 

(2012、10、7)

2012年10月 7日 23:10 | コメント (0)