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『道浦TIME』

新・読書日記 2012_060

『生ききる。』(瀬戸内寂聴・梅原猛、角川Oneテーマ21:2011、7、10第1版・2011、9、30第5版)

 

瀬戸内寂聴=1922年生まれ、梅原猛=1925年生まれ。この二人は確かに「生ききって」いると思うが、まだ当分大丈夫そうです。すごい生命力。いろいろご迷惑をおかけしてすみません・・・とこちらが謝ってしまいそうです。

梅原「我々は今、太郎の『東北』『太陽』『原爆』という三つの予言を抱えている。今こそ岡本太郎から学ぶべきです。『岡本太郎』という思想を学ぶべきなんです。」

岡本太郎はやはり早すぎた天才だったんだなあ。「太陽の塔」「原爆の図」「明日への神話」。

「東北から未来を学ぶ」「仏教に今、何ができるのか、心を癒すということ」「『日本人』のアイデンティティとは何か」「『源氏物語』の新しい読み方、苦難を乗り越えるために」「震災後のめざすべき日本、よみがえりの思想」という各章の二人の対談から学べることは、数多くある。

 

 

 


star4

(2012、3、17読了)

2012年4月12日 18:45 | コメント (0)