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『道浦TIME』

新・ことば事情

4460「Return to Tray」

 

たまたま入ったセルフ・サービスのカフェ。そのトレーを返却するところに、こう書かれていました。

Return to Tray

うーん、あんまり英語は得意でない私ですが、この英語、おかしくないですか?これではまるで、

「トレーに返れ(戻れ)」

ではないでしょうか?さらに、

Retun to Nature」(自然に帰れ)

なんて言葉を思い出しました。

また、「お皿の返却場所」には、

Dish Return

お皿が、自らの意志で帰る(返る)みたいです。『バットマン・リターンズ』って映画がありましたね。いっそのことマッカーサーみたいに、

Dish shall Return

なら気が利いている?

中学で英語の教師をしている友人に、「これってどうなの?」と教えを請うたところ、

「そんなんに目がいくのはさすがやねえ。『トレーを返すところ』は、他にも言い方はあるやろけど、

Where to return your tray

しか思いつかんなあ。『Return to ○○ Tray』は、

『トレイに(何かを)戻す」

っていう意味。『お皿の返却場所』は、『Dish Return』でいいと思う。Returnに名詞の用法あるし、『皿返却場所』みたいな感じではないでしょうか。」

ということでした。

 

(2011、9、26)

2011年9月27日 15:46 | コメント (0)