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『道浦TIME』

新・ことば事情

4431「あゆみ」

 

720日が、大阪府は小学校の一学期の終業式でした。でも今年は台風のために、20日は休校。それが予想されていたので、前日の19日に終業式を行いました。

小学1年生の娘が、「初めての通知表」を持って帰ってきました。

「『あゆみ』もらったで。ぜんぶ、まる(○)やった!」

と少し自慢げ。

「ほう、それはがんばったね。良かったね」

と言ったところ、妻が、

「まるって、全部○やん。その○が付くところが『よくできる・できる・もう少し』の3段階なんやろ」

とタネをばらしましたが、娘は真剣に、

「ぜんぶ、まる」

喜んでいたようです。

その「あゆみ」を見てみると、なんと1年生の1学期は、3段階ですらなく、

「できる・もう少し」

2段階評価!ようやく「2・3学期」の欄は「よくできる・できる・もう少し」の3段階になっていました。

ま、それはまあ、それでよしとして、「通知表」「通信簿」のことを「あゆみ」と呼ぶのはいつごろ始まったのでしょうか?大阪府だけ?ほかの都道府県ではどうなんでしょうか?

少なくとも私が小学生だった40数年前ぐらいは、大阪では単に、

「通知表」「通信簿」

と呼んでいましたし、そう表紙にも書かれていました。そんな、

「ブルーライト・ヨコハマ的な名前」

(あ、「あゆみ」と言うと「いしだあゆみ」さんを連想するもので・・・)は付いていませんでしたが・・・。いつから変わったのかなあ?ご存じの方、教えてください。

 

(2011、8、8)

2011年8月14日 22:05 | コメント (0)