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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_220

『創られた「日本の心」神話~「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(輪島裕介、光文社新書:2010、10、20)

著者は1974年生まれの若い人。国立音大、明治大学などの非常勤講師。350ページに及ぶ労作。

私はなぜかこのところ「歌」に関する本((『歌う国民~唱歌、校歌、歌声』)を読んでいます。そういう興味深い本が次々(?)出ているということもありますが。

この本は、ズバリ「演歌」について研究した本。

いままでわれわれが持ってきた「演歌」のイメージはどう作られたのか、いつからそうなったのか、実は途中で変わってきた多「演歌」のイメージ・歴史、そして歌を区分する方法の変化、社会の情勢の変化などを非常に詳しく読み解いていく一冊。眼からウロコが落ちること、請け合いです!


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(2010、10、31読了)

2010年11月14日 12:08 | コメント (0)