Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2010_193

『家族の昭和』(関川夏央、新潮社:2008、5、25第1刷・2008、9、5第3刷)

向田邦子と幸田文という二人の女性作家の作品から、「昭和」という時代を考察するという一冊。2年前に出ていたのだが、読むのが遅くなってしまいました。もしかしたら「昭和30年代ブーム」(「三丁目の夕日」)の流れもちょっとあるのかなと思いましたが。

大学時代、「向田邦子」について「ゼミ論」を書いてる友人がいて、「なんだか、軽いな」と思った覚えがある。しかし、今なら十分「向田邦子」は研究対象になると思う。その時代背景も含めて。彼には「先見の明」があったということか。もちろん私も、向田邦子を当時読んではいたのだが。

 


star4

(2010、8、27読了)

2010年10月12日 22:00 | コメント (0)