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『道浦TIME』

新・ことば事情 3820

3820「文化シヤッターと鬼ゴム」

 

日本経済新聞の株式欄を見ていたら、目に飛び込んできた銘柄がありました。それは、

「文化シヤッター」

です。なぜ目に留まったかと言うと・・・そうなんです、

「文化シャッター」

ではなく、

「文化シヤッター」

だったんです、会社の名前が。え?何が違うんだって?よく見てください、

「ヤが大きい」

のです。今まで気付かなかったなあ・・・すんごい発見をした気がしました。

そういえば、

「キヤノン」

「ヤが大きい」会社ですよね。

それが2年ぐらい前の話。そのまま、ほうっておいたのですが、今日(121日)、また日経新聞の株式欄で、ホオと思うものがありました。それは、

「鬼ゴムが過去最高益」

え、「鬼ゴム」って何?

記事を読んでみると「鬼ゴム」とは、

「鬼怒川ゴム」

という会社でした。うーん、そう来るか、そんな略し方かい。何でも自動車部品業界が苦戦中に日産自動車のエコカーの部品などを担当していて好調なんだそうです、「鬼ゴム」。

「ゴム」と言えば、「ゴム」のような弾性がこんにゃくの500倍もある、98%水から出来た新しい素材が開発されたという記事も、今日の新聞に載っていました。その素材の名前は、

「アクアマテリアル」

「石油」から作る「プラスティック」ではなく、「水」から作るのですから、これはエコですよね。人工関節の一部や、傷口をふさぐ材料など、医療用にも期待されているそうです。すごいですね。「鬼ゴム」もすごいけど。

(2010、1、21)

2010年1月23日 12:41 | コメント (0)