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『道浦TIME』

新・読書日記 2009_157

『政党崩壊~永田町の失われた十年』(伊藤惇夫、新潮新書:2003、7、20)

6年前に出た本だが、今回の政権交代を受けて急遽近くの本屋さんで政治関連本のコーナーができてそこにあった本。著者は『ミヤネ屋』でも再三、ビデオ取材(インタビュー)で登場いただいている伊藤惇夫氏。各政党の事務局長を歴任した氏は、正解の裏側を知り尽くしていると言えるだろう。6年前にこの本が出た当時としては新党ブームのしんがりで登場した民主党も、唯一の政権交代のチャンスを逃したと書いてあるが、その6年後に政権交代がかなうとは、著者も思わなかっただろう。いずれにせよ、今回の政権交代につながる直近の"歴史(現代史)"を、本書を読んで知っておくことは、近未来の日本の行く末を占う上でも極めて重要だと思う。歴史はスパイラル状に進んで行くのだろう


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2009年9月18日 11:20 | コメント (0)