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『道浦TIME』

新・読書日記 2015_101

『ひとりぼっちを笑うな~内向的人間の幸福論』(蛭子能収、角川新書:2014、8、15第1刷・2015、2、10第9刷)

 

普通だと買わない(読まない)本ですが、ここまでロングセラーになっている(発売から11か月で9刷)と、ちょっと興味が湧いて購入、読みました。いやあ、食わず嫌いはいけませんね。なかなか中身の濃い本でした。タイトルが、「人のセックスを笑うな」(これも読んでない)に似ていたけれど、内容は、「個の確立」に関するものだと思います。

蛭子さん、奥さんに先立たれたというのは聞いていましたけど、再婚されていたのですね!知らなかった。

こんな本を出せるのも、最近、太川陽介さんとの「路線バスの旅」の番組が人気だからだと書いていました。1回しか見たことないけど、面白かったね、あの番組。ずっと、あの調子なんでしょうね、蛭子さん。ある意味、自分を「貫き通して」いて、偉いです。

自分の好きな生き方を貫くことが「幸福」につながる、ということですね。

同時に買って続けて読んだのが、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などで知られるネットニュース編集者の中川淳一郎の『縁の切り方~絆と孤独を考える』。まったくベクトルの向きが違うこの二人が、考えに考え抜いて、そして行動した末の結論が「同じ」というのが興味深い。


star4

(2015、7、14読了)

2015年7月19日 12:07 | コメント (0)