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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_002

『偽善エネルギー』(武田邦彦、幻冬舎新書:2009、11、30)

 

現在のエコロジー、石油節約、エコカー、エコ減税、レジ袋廃止・有料化、ハイブリッドカー、太陽光発電などなどは、すべてエコではなくエセ、偽善であると言い切る著者の論は歯切れがよいし説得力もある。うすうす、どうもそうではないかと思っていたことが、やっぱり!と思う部分も。中には二三、えー?、それは違うでしょという部分もあったが、概ね納得できた。世界の石油消費量の52%がアメリカなのに、なぜそのアメリカが石油消費を減らそうとしないのに、消費量6%の日本が、減らそうとするのかという数字、京都議定書でCO2削減目標の基準としている1990年は、ドイツは、環境後進国の東ドイツと一緒になって、数値が悪くなっていたときであるという指摘は納得できた。


star4

(2010、1、4読了)

2010年1月10日 16:15 | コメント (0)