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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

キャンプ取材記 【ヤクルト編】 ( プロ野球 ) > ( 他球団 ) 




沖縄滞在最終日は浦添のヤクルトキャンプへ!


昨季はギリギリで優勝を逃し無念の2位。
今季こその想いが各選手にある中、
チームの中心:青木がポスティングでMLBへ行ったため、
その穴をどう埋めるかがポイント。


6年目の上田や沖縄出身のルーキー比屋根らが競っていました。
両選手とも俊足が持ち味で、またまた嫌らしい選手の出現です…


外国人も、昨シーズンセリーグHR王:バレンティンに、
かなり荒々しいミレッジが加わりました。
なんとなく、この2人の外国人次第というような印象です。


投手陣はあまり様変わりしていませんが、
昨季終盤の大事な時期に離脱した由規や村中がどれだけ奮起するか?






韓国の報道陣が林昌勇(イム・チャンヨン)を取材しています。
この日は、オリックスとの練習試合があり、
李大浩(イ・デホ)や白(ベク)チャスンを追って一挙両得の取材。
韓国球界2度の三冠王の日本挑戦とあって韓国国内も熱くなっています。


セリーグもう1つ中日は日程の関係で行けませんでしたが、
色々な方に話を聞くと、高木新監督自らサイン会を行うなど、
これまでとは違ったファンサービスを展開するなど
雰囲気もガラッと一変しているようです。


戦力をきちんとチェックしたかったのですが…
高卒ドラ1ルーキー高橋周平はスゴイらしいですね…
それと、山本昌&10年ぶり中日復帰の山崎武の両大ベテランが元気!
成功体験を重ね、脂がのりきっている選手層に加え
‘おじさま’が好影響を与えることは必至です。
肩の具合が懸念されるMLBから復帰の川上憲伸の投球も個人的に楽しみ。


やはり脅威です…


明日はパリーグで唯一見たオリックスです!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2012年02月29日(水) |

キャンプ取材記 【巨人編】 ( プロ野球 ) > ( 巨人 ) 




巨人と阪神のオープン戦が那覇で開催されました!


昨年から2次キャンプを沖縄で行っている巨人。
ほとんどの球団が沖縄に集結している中、
対外試合を求めて巨人もプランを変えてきたのです。


ほんのちょっと前までは、
高知や宮崎でのキャンプが当たり前でした。
沖縄はこの時期、雨が多く、
球場や室内練習場設備が整っていないので、
いくら温暖でも各球団敬遠していたのです。。。


ですが、沖縄県の設備投資や積極的な誘致の結果、
ここ10年で様変わりし、
離島を含めて今や10球団+韓国数球団がキャンプを張っているのです。


巨人も宮崎での基礎キャンプを終え、沖縄での実践キャンプへ。
主力もしっかり名を連ねた阪神とのオープン戦。
先発には話題の沖縄出身の高卒2年目:宮国。
3回パーフェクト投球で地元を沸かせました…


…が、
タイガースは主力が実践初出場とあってまだまだの状態。
シーズンに入ったらそうはいきませんよ!


野手では、意外と評価の高い新外国人ボウカーやFA村田の加入で、
またまた競争激化。
投手陣はFA杉内や移籍ホールトンが加わり地球規模の大補強をした巨人。
ただ、やみくもな補強ではなく、
まさに足らない所を補ったのは事実でしょう…


阪神和田監督は
「タイガースである以上、巨人を倒して優勝する」と言明!
この日は、0-1で敗れてしまいましたが、
この借りは公式戦できっちり返すと和田監督の目は真剣でした。


今シーズンの伝統の一戦も目が離せません。

投稿者: 尾山憲一 日時: 2012年02月28日(火) |

キャンプ取材記 【横浜DeNA編】 ( プロ野球 ) > ( 他球団 ) 

すったもんだの末、誕生した新生「横浜DeNAベイスターズ」


3・30和田阪神の開幕戦の相手とあって、
同じ沖縄の宜野湾でキャンプを張っている中畑新監督へ
挨拶しに行ってきました。


皆さんご存知の通り、明るさの塊のような中畑監督。
私が伺った時は、土日深夜のスポーツ番組「Going」のロケで、
江川さんが訪問しており、2人のやり取りが絶妙でした。


江)中畑監督・・・とりあえず何かしゃべって下さい!
中)え~っ!そっちが何か聞くんじゃないの???(笑)

~中略~

江)いやぁ~中畑さんは少年達に夢を与えていますよ!
中)そうかぁ~
江)もちろんです。
だって中畑さんでもプロ野球の監督になれるって証明したんですから…
中)どてっ…


中畑監督の行くとこ行くとこ担当記者がついて回り、
そこでオヤジギャグ100万連発で笑いを誘い(時には失笑…)
底抜けに明るさを振りまいている新監督。


練習は高木豊ヘッドコーチや白井コーチがびしっとしめていました。


4番サード村田がFAへ巨人へ行った穴は大きいでしょうが、
高卒3年目の左の大砲:筒香(つつごう)がその穴を埋めるべく奮闘。
(私が取材した数日後に左足を痛めて現在離脱中…)
逆に巨人から来たラミレスもそのラテンの雰囲気に溶け込んでいました。
もっともラミちゃんの場合はどこを守らすのか興味深いとこですが…


また、これまでショートだった石川をDeNA初代キャプテンに任命。
セカンドへコンバートすることで、守備の負担を少なくし、
打撃と走塁でチームを引っ張って欲しい試みも出てきました。


問題は投手陣…
なかなか先発ローテの名前が挙がりにくいのが現状の中で、
中畑監督イチ押しの高卒3年目:国吉(#65)
196cm100kgと恵まれた体格で、しかもイケメン…
パッと見るとダルビッシュを少し大きくしたような感じ。


まだまだ粗削りですが、将来性十分な逸材です。
今季シーズン通してローテを守れるかは未知数ですが、
はまれば他球団にとって脅威になること間違いなしです。






そんな中畑DeNAのスローガンは『熱いぜ!DeNA』


ちょっと待って・・・和田阪神は『熱くなれ!』でっせ!!!
あとから発表して・・・それはパクリちゃいますのん???


3・30からの2012年開幕戦@京セラドームは、
和田阪神が熱いか?中畑DeNAが熱いか?
どっちが‘熱いか’対決でもありますね!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2012年02月27日(月) |

キャンプ取材記 【広島編】 ( プロ野球 ) > ( 他球団 ) 




【破天荒】って…^^;;

各球団色々考えられたスローガンのうち、
これが一番深い気がします。


97年3位以来、14年連続Bクラスに甘んじているカープ。
FAで主力選手が抜けていて確かに戦力的に苦しい状況が続いています。


そこでこのスローガン!
「今までと同じじゃ~ぁ~いかんけぇ~のぅ~」
ってな感じでしょうか???
殻を破って、悲願のAクラス・・・
いや91年以来の優勝を根強いファンは待っているのでしょう。


ケガさえなければ主力野手は一流選手揃い。
控え選手もレベルアップし、
主力と遜色ないくらいの顔ぶれになりつつあります。


投手陣もエース:前田健太(マエケン)を軸に、
外国人も含めて先発陣の駒は揃ってきました。
昨季は2年目今村がセットアップマンとして活躍しましたが、
課題の中継ぎ陣が確実なものになれば、
手術明けとはいえ抑えのサファテは強力なだけに脅威です。


私、密かに強敵だとにらんでおります…




明日は、阪神の開幕戦の相手、新生横浜DeNA編です!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2012年02月26日(日) |

キャンプ取材記 【阪神編】 ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 



立派なトラが出迎えてくれた阪神タイガース宜野座キャンプ。
和田新監督の下、今年のキャンプはこれまでとひと味違いました。


今春から沖縄で1ヶ月間過ごすことになったチームは、
選手だけで44~5人の大所帯。
底上げが必須の若手が多いため、
大きな声が飛び交う元気いっぱいのキャンプらしいキャンプでした。


10時からの全体練習の前のアーリーワークから始まり、
全体練習後の個別練習が終わる頃には陽も暮れて…





明日のレギュラーを目指す若手が帰る頃には、
辺りがライトアップされるくらいになりました。


練習内容もこれまでとは若干変わり…
バントやヒットエンドランなど作戦を多用する練習や、
実践でも近年あまり見られなかった動きもありました。


和田監督曰く
「統一球によりヒット待ちの攻撃では点が入りにくいことが証明された。受け身ではダメ。1点を泥臭く取り、無駄な1点を与えない」


若手はまずこういった小技が出来ないと一軍に残れないという
和田監督からのメッセージでもあります。


和田監督も指揮官としては初めての経験。
コーチ陣もだいぶ若返りました。
若手選手と一緒に、声を出し、遅くまで白球を追いかける姿は、
さながら高校球児の練習の雰囲気にも似ていました。


また、第1クール3日目には
野手と投手の練習メニューを入れ替えました。
気分転換の意味合いが色濃いのですが、
それぞれの立場を理解することで、
チームに一体感を生むことがどうやら本質のようです。


長いシーズン、チーム状態が悪くなると、
投手は野手に、野手は投手に責任を転嫁しがちですから…


この練習が私が感じた『和田カラー』の筆頭です!
ケガ人もなく、ここまで順調に来ている2012年和田阪神。
次は対戦相手となるセリーグ他球団視察情報をお届けします!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2012年02月25日(土) |

アナウンサー