なんじゃそりゃ??? ( プロ野球 )
昨日の京セラドームでの出来事。
阪神の金本選手が打ち上げた打球がドームの天井に当たり、
跳ね返ったボールはセカンドとライトの間に落ちたものの、
1塁塁審の「ファウル」のジャッジによりプレーが止まった。
京セラドーム大阪の球場内ローカルルールはこのようになっている。
「打球がフェア地域、ファウル地域の区別なく
天井もしくはスーパーリング(外周照明含まず)に当たった場合、
またはスーパーリングの内側に入りすぐに落ちてきた場合はボールインプレーで、
地上に落ちる前に野手が捕球すれば打者アウトになる」
つまり「ファウル」と判定したことは明らかな間違いである。
いわゆる‘誤審’だ。
しかし、阪神・ヤクルト双方のプレーヤーにも‘ミス’があった。
●まず、打った金本選手は、ファウルのジャッジを見て走塁をやめた
●ヤクルトの野手もそのジャッジを受けて、インプレーにも関わらず、1塁への送球を怠った
4人の審判団が数分間協議した結果、
責任審判が場内のお客様に向けて説明をした。
『ファウルのジャッジをしたので、ファウルとして試合を再開します(抜粋)』
なんじゃそりゃ~?
なんじゃそりゃ~??
なんじゃそりゃ~???
スポーツにおいて審判は絶対ではある。
しかし、ストライク・ボールやアウト・セーフの判定とは違い、
明らかなルールを間違えたミスジャッジあるにも関わらず、
ミスのまま試合再開とはどうなってるの?
1人の審判のミスを他の審判たちが隠蔽し、
ミスはなかったことにしたとしか思えない結論。
責任審判は試合後このように話した。
『はっきり言えば間違いでした。私の判断、責任のもとでファウルから再開した』
試合後、ミスジャッジを認めた。
昨日の出来事を疑問に思う子供たちは多かったはず。
それを説明するのにナンギした大人も多かったはず。
誰もが出された結論に納得できない中、
ファウルとして再開されたその直後にきれいな弧を描いたアニキ金本選手の打球は
見事なまでにスタンドに吸い込まれた…
1人の若い審判のミスジャッジ、不可解な試合再開を協議した審判団、
両チームのミスなどをすべてなかったことにしたアニキのホームラン!
さすがは男の中の男!
こうありたいと思っても、なかなか実現できないことが多いのに、
それを現実のものとするところが格好いい。