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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

2人の世界王者相次いで陥落… ( スポーツ ) > ( ボクシング ) 

長谷川穂積に続き、名城信男までもが世界王者から陥落…


両者とも以前一緒に仕事をさせた頂いた選手。
一瞬にして天国から地獄へ落ちるボクシングの厳しさを改めて見た気がします。


4月30日
久々に地元神戸ではなく東京日本武道館での戦いになった長谷川穂積。
対戦相手はWBO(日本では未公認団体)の王者モンティエル(メキシコ)
実質の世界王者統一戦となったため、両者がほんの少しの間合いを計り合う緊迫した展開。
長谷川が4ラウンド終了10秒前にもらった左フック…
一瞬グラっと来た瞬間をWBO王者は見逃しませんでした。
そこから一気にたたみ込み、レフェリーストップとなりました。


後日、長谷川穂積が『大丈夫です。また1から頑張って這い上がればいいですから』
とメールをくれました。
所属の真正ジム山下正人会長も、
「1ラウンドにもらったパンチであごを骨折していた。
あそこで止められたことで逆に後遺症も少なく、次に進みやすい。
まずは、向こう次第だけど(モンティエルと)再戦をしてから、次のことを考えたい」


そして週末、5月8日@大阪府立体育館第一競技場
名城信男のWBA世界スーパーフライ級3度目の防衛戦vsウーゴ・カサレス(メキシコ)
この日から始めたツイッターでも実況つぶやきをしましたが、
(KenichiOyamaで検索してみて下さい。フォロー大歓迎です!)
残念ながら0−3の判定で王者から陥落してしまいました。


名城が初めて世界のベルトを巻いた06年7月の戦いから約4年。
あの時、実況をさせて頂いたことがつい昨日のようです。
このご時勢、中継することができず、今回も会場で取材という形でした。


カサレスに結構打たれていたように見えたので、試合後の体調が心配でしたが、
応じた記者会見でもしっかりとした口調で対応していたので安心しました。


長谷川&名城…
両者とも家族を抱えるボクサーで家族の支えが力の源です。
次への一歩を踏み出すまでゆっくりして頂きたいです。


敬称略

投稿者: 尾山憲一 日時: 2010年05月10日(月) |

アナウンサー