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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

台風一過の東京のはずが… ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

台風9号の影響で、阪神巨人ともに移動便に遅れが出て、
東京への移動には四苦八苦した中、
伝統の一戦:首位攻防第1ラウンドが行われましたが、
巨人阪神ともに壮絶な打撃戦となり、
最後は9−8で阪神が勝利し、首位と0.5ゲーム差としました。


下記の数字をご覧いただきましょう!


巨人…13・7・1=8
阪神…13・1・7=9


これだけだと、当然わかりませんよね…


説明しよう!(ヤッターマン風)→これがわかる方は同世代(笑)

両軍ともに「13安打」
うちホームランの数が、巨人「7」阪神「1」
四死球の数が、巨人「1」阪神「7」

そして最終得点。


巨人相手にはホームランによる得点、いわゆる『空中戦』は避けたいと
関係者は話します。
その点では、巨人は7HRと自分たちの野球をしたのです…

ではなぜ負けた???

阪神投手陣は、打たれてはいけないホームランを打たれながらも、
7本中6本はソロホームラン(1本は2ラン)

リードしていた矢野捕手は
「ソロホームランはOKと思いながらやってても7本とはなぁ~
でも、ソロなら、こっちも1点1点返していけばって気になるし…」
と、さすがに疲労感いっぱいでした。

一方の阪神、
最後の最後に代打桧山選手の一発が飛び出た1本のみで、
それまでは単打のみを積み重ねてきたのです。
それと巨人投手陣の四死球「7」がポイントです。
ヒットと同じことになるので、阪神は20安打と一緒の事ですから…


岡田監督も
「何て言ったらいいかわからないなぁ~」と評していましたが、
両軍の持ち味が存分に出た一戦だったのではないでしょうか?


巨人は上原が打たれ、高橋由が2HR,李スンヨプが3HRしながら
阪神に敗れました。
明日の第2戦の結果次第では、首位が入れ替わります。


台風一過のはずの東京ですが、日曜日まで嵐が吹き荒れそうです…

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年09月08日(土) |

アナウンサー