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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

選球眼が第一 ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

昨夜の阪神巨人戦、たった1イニングの攻防が試合を決めた


5回表、無死1・3塁のピンチを阪神先発ジャンがしのげば、
そのウラ、1死2・3塁のチャンスに岡田監督は勝負に出る。


8番藤本に代打桧山…
巨人サイドは桧山を敬遠して満塁策をとる


阪神は9番のジャンに代えて代打庄田を送る
勝負勘は抜群の岡田監督、そのタイミングを逃さなかった
もちろん、自慢のJFKが4日間登板していないのもあるだろう。


その庄田は1−3から押し出し四球を選び先制点
さらに赤星のタイムリー、坂の犠飛へとつながった。


代打の1打席、しかも若い選手はヒットを打ちたいはず…
それが打点付きとはいえ四球の結果は相当のガマンが必要なはず。

かつての代打の神様:川藤幸三氏にそのあたりの心理を聞いてみた


『もちろんヒットは欲しいやろ~
でも一番大切なのは、選球眼つまり、ストライクとボールの見極めや~
それが出来ているうちは、ヒットという結果は付いてくるもんよ~
結果を追いかけているうちは、必ずボール球に手を出してしまうもん』


そういえば、庄田選手は、
日曜日に明大の先輩にあたる川上憲伸から2塁打を打っている。

打者にとって基本中の基本であるが、最も大事なのだと再認識


場面によって出していい四球もあるが、
ほとんどはミスと考えられるだけに、逆にそれを選ぶのは殊勲甲だ


それとは裏腹に、初球から積極的に手を出していくのも重要…


野球って改めて難しく、考えさせられるスポーツだと感じた




追伸
関西ボクシング界の巨匠:大阪帝拳の前会長:吉井清代表が
昨夜逝去された。


渡辺二郎氏、六車卓也氏、辰吉丈一郎氏の3人の世界王者を生み、
プロモーターとしても一目置かれていた吉井代表


入社3年目から始まったドラマチックボクシング(関西ローカル中継)
で、私も大変お世話になっただけに、非常にショックである


今後の関西ボクシング界をどうぞ温かくお見守り下さい
この場を借りて、謹んでご冥福をお祈り申し上げます

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年07月18日(水) |

アナウンサー