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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

奇跡の大逆転! ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

千葉マリンスタジアムからのロッテ阪神戦


5点ビハインドの9回になんと9点を奪った阪神が大逆転勝利!
しかも、相手投手はロッテ勝利の方程式のメンバーだったから
値打ち十分過ぎです


ytvをご覧になった方で、途中で勝利をあきらめた方…
勝負はゲタを履くまでわかりませんでしたわ~


無死満塁の場面でマウンドに上がったロッテの守護神:小林雅に対し、
立ち向かったのは6年目の桜井
ライトフェンス直撃の2点ツーベースでプロ初打点!


さらにチャンスが広がり、狩野が1点差に迫るタイムリー


若手の奮闘に主力が応え、
赤星の同点打に、金本が代わった薮田から勝ち越し打
鳥谷のタイムリー内野安打に、再び桜井がタイムリー!!!


まさに…
『幕張の防波堤…決壊…大洪水…』
でした


9回に9点、そのウラは9児…いや球児がしめての勝利でした!


忘れてはいけないのが、1−5の6回
今日も1番スタメンの庄田がロッテのエース清水直からプロ初HR!


庄田・桜井・狩野…若手の必死な姿に、
ベテランや主力が呼応し、ようやく目を覚ました感じの猛攻でした
庄田選手&桜井選手おめでとう!!!


試合後のアニキ金本は「きっかけにしなければいけないし、
あきらめてはいけない」と力強く話しましたが、
先発の福原はまだまだ本来の投球ではなく、
チームとしても課題は残ります。
でもこういった劇的な猛攻での勝利は今シーズン初めてなだけに、
打線だけでも上向かないといけないですね


1回から8回までと9回のたった1イニングの野球が全然違うものに…


でもそこが野球の面白さであり、勝負事の怖さでもあるんですね


そういった意味では、
選手はもちろん、ファンや我々中継サイドもあきらめてはいけない・・・
と感じた1戦でした


なにせ実況しながら「これは負けパターンだな…」と思う気持ちを
必死に押し殺した結果の大逆転劇


気分は最高ながら、疲労感もたっぷり残りました

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年06月16日(土) |

アナウンサー