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小澤昭博(ytvアナウンサー)『小澤昭博のゴルフナビ』

「新星・ラッセル・ヘンリー!」

PGAツアーの事実上の開幕戦、ソニーオープンに今年も行って来ました。




大会記録を4打も更新する、24アンダーの新記録で圧巻の優勝を飾ったのは1989年生まれ23歳のラッセル・ヘンリー。


ヘンリーは今年からプロツアーに参戦のルーキーです。デビュー戦で、しかも大会レコードでの初優勝とは桁違いな新星が現れました!


ヘンリーとは偶然ホテルが一緒で、大会初日の夕方、ホテルに帰って来たヘンリーとロビーで出くわしました。その日7アンダーの単独2位でフィニッシュしたヘンリーに「Today,Big Play!!」と声を掛けると、「Oh,Thank You!!」とヘンリーから握手を求めて来てくれました。





写真撮影にも気軽に応じてくれ、「日本にも行く予定があるよ。日本の何処に住んでいるの?」ととても気さくな人柄でした。会話の中からもコンディションが良く、とても充実している様子が伺われました。


翌日の2日目には単独首位に立ち、そのまま首位を守り続けデビュー戦でツアー初優勝を飾りました。プレッシャーも何のその、とても落ち着いていて、サンデーバックナインでは圧巻の5連続バーディーで2位に3打差を付け、デビュー戦とは到底思えない圧倒的な強さでした。


何故か昔から逸材を嗅ぎつける臭覚があるんです。


大会レコードのスコアですから、パッティングが上手いのは言うに及ばす。一見個性的に見えるスイングは、テークバックの際、右ヒジをギリギリまでたたみません。


凄いのはサンドウエッジからドライバーまでクラブが変わっても見事なまでに同じスイングを繰り返せるところ。


翌週の第2戦でも一時上位に食い込んでいました。途中木の根元に打ちこみ、左打ちを余儀なくされるピンチを招きましたが、サンドウエッジを逆さに持っての左打ちも、右打ちでのスイングとそっくりそのまま。これには驚きました!


さて、PGAツアーのQTをトップで通過し、同じくこの大会がデビュー戦となったドンファンとも再会しました。初日のスタート前に声を掛けると、「お久しぶりです。頑張って来ます!!」と自信に満ち溢れた様子。予選を通過し、6アンダー、49位タイでフィニッシュしました。


期待の日本ツアー選手は池田勇太プロと松山英樹選手は残念ながら予選落ち、谷原秀人プロ一人が予選を通過し、5アンダー、54位タイでフィニッシュ。


大会後も池田プロはハワイに残って自主トレを続行。朝のランニング中に偶然一緒になったのですが、気合いも十分でした。今年は選手会長に自ら立候補し、史上最年少の会長としても選手会に新しい風を吹き込み、ゴルフ界を引っ張って行ってくれると期待しています。


池田プロとドンファンにサイン貰いました!!(左が池田プロで、右がドンファン。)



日時: 2013年01月28日(月) |

アナウンサー