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小澤昭博(ytvアナウンサー)『小澤昭博のゴルフナビ』

「3番西岡、4番良太、5番福留」

再び阪神キャンプ地の宜野座に戻って来ました。





昨日21日(木)は千葉ロッテマリーンズとの練習試合が行われました。試合は4−2でロッテに逆転勝利を許してしまいましたが、見所は何と言ってもメジャー帰りの西岡・福留の二人が揃ってスタメン出場し、更に3番と5番でクリーンアップを組んだこと。


3番セカンド西岡剛、4番ファースト新井良太、5番ライト福留孝介という開幕オーダーさながらのラインナップに興奮しました。


初回からいきなり見せ場が訪れます。1死2塁から西岡がレフト前ヒットで繋ぎ、ランナー1塁3塁と先制のチャンス。良太が倒れ、2死1塁3塁で福留に最初の打席が廻ります。


福留は4球目までバットを振りませんでした。5球目はファールで6球目はボール。フルカウントとなり、期待が高まりましたが結果はピッチャーゴロ。


このシーンを試合後の代表インタビューで聞くと「初めての対外試合の打席ですから、最初の打席はじっくりと相手投手のボールを見ていくと決めていました。」とのこと。打てるボールが来ても、あくまでも自分のテーマに沿っての結果だったということです。


そして、3回に阪神先制の場面がやってきました。1死1塁から西岡が2打席連続のレフト前ヒットで繋ぎ、更に良太が死球で出塁、2死満塁のチャンスで福留。


やはり役者が違います。初球をレフト前に鮮やかに運んで2点タイムリーヒット。西岡、福留の二人を見ていると、自由自在にヒットを打っている様に見受けられました。


福留はこのシーンを「練習試合とはいえ、ヒットがタイムリーになるのはやっぱり気持ち良いです!」と笑顔で振り返ってくれました。そして「今、開幕に向けて5段階で例えるなら、どの段階まで調整は進んでるんですか?」との質問には「2から3のレベルにきた感じですかね。」とのこと。本人の中ではまだまだの様子です。


おまけの裏話しとして、「剛(西岡)が、“福留さんにヒットが出てよかったです!僕だけ打ってしまったら申し訳ないですから。でも、他人のヒットを見てこんなに嬉しかったことはないですよ”ってちゃかしにきましたよ。」と教えてくれました。


和田監督も「この二人がベンチの期待どおりに働いてくれたことは大きな収穫。後は、二人の間に挟まる選手達がどういう仕事をしてくれるか。そうすれば打線は途切れることなく繋がるからね。」と今シーズンの攻撃のイメージも更に膨らんできた様子です。

日時: 2013年02月22日(金) |

アナウンサー